くら寿司「シャリコーラ」の価格の謎

 情報提供者Xから特ダネが舞い込んだ、どうやらくら寿司の新商品「シャリコーラ」の値段がよくわからない事になっていると言うのだ。くら寿司と言えば最近は寿司以外のメニューのほうが多いという、回転レストラン状態になっていることで有名だ。
 発売日当日に早速だが近所のくら寿司に駆け込んだ、時刻はAM11:05。すでにママチャリと呼ばれる自転車が並んでいる。そう今日(7月29日)はシャリコーラの発売日であり、もう一つの新メニュー「シャリカレーパン」の発売日でもあるのだ。せっかくなのでこのシャリカレーパンも狙っていたのだが、少し遅かったかもしれない。なぜならシャリカレーパンは平日30個、休日60個限定と宣伝しているからである。
 というわけで今回はシャリコーラ、シャリカレーパンの感想と価格の謎に迫っていきたい

 

限定30個のシャリカレーパン

 1個150円、平日30個限定と言われれば関西の人間なら間違いなく飛びつくだろう。私たちの回転すし店という常識(リアル)はまだまだ皿に寿司が2貫乗ってレーンを回っているというイメージである。このリアルの中で皿にカレーパンが乗って登場するのだ。昔の回転すし店といえばサイドメニューがあるとしても赤だしに茶碗蒸し程度であった。しかし、今のファミリー向け回転すし店では天ぷら、ラーメン、豚丼、パフェにケーキ、瓶詰め離乳食なんてのも完備している。まさに今、回転すし店という常識を塗り替えている最中なのだ、革命の時代に立ち会っているのだ
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 と無駄に語っているうちにシャリカレーパンが届いたので食べていきたい。この混沌とした回転すし店で食べるという事も味にプラスが入ると考えている。もしこれが近所のパン屋さんで売られていたとしても平凡な感想しか出てこないだろう。
 まずパンの部分が揚げたてでカリカリである、そのまま食べようとすると口の中を怪我するかもしれないぐらいカリカリである。
 そして中身がシャリカレーを混ぜたものである、シャリの味は全く感じられないカレーライスである。そもそもカレーパンにライスが入っているだけで炭水化物in炭水化物である。(でも最近ピザの上にパエリアをトッピングしたのを見たことあるので普通かもしれない)
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シャリコーラの味

 続いて注文していたシャリコーラが届く。このシャリコーラというネーミングは実にうまいと感じる。さて皆さんはシャリコーラと聞いてどういうモノを想像するだろうか。初めて聞いた場合「米粒の入った黒い炭酸の液体」を想像するのではないだろうか? その想像をさせながら、実態は白いのである。自分が開発者ならばシャルピスソーダやシャリンバサホワイトと名付けてしまうぐらい白い。そういう軽いジャブを消費者に与えてくるのだ。
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 ストローが細いのが気になるが飲んでみるとしよう。第一印象はトロトロしている。CMでは甘酒を使ってるなどと書いていたが、まさにそのような味であった。言葉で説明するなら「エナジー甘酒」だろうか。微妙にワサビと合うような気がしたので試してみたが、皆様にはおすすめしない

 

価格の謎

 ここで最大の謎、シャリコーラの価格についてである。
 このメニューでは230円となっているが、実際の注文画面では180円なのだ。そして提供された小鉢は150円である
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 果たして実際の値段はいくらなのか「おあいそ」ボタンを押して確認してみた所「お寿司のお皿が5皿と小鉢が3つですね」と言われた。うーん、やはり150円が正解なのか。ではメニュー画面やポップは間違いだったのか、いまいち納得が行かないのでメニューを見たところある一文を発見した。
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 つまり150円小鉢+シャリコーラの空き容器をセットで180円というのが正解のようだ。
 レジでクレームを入れたところ、まさかの店長が出てきて直々に打ち直してくれた。30円多く払うためにクレームを入れる客にイライラしていた

 

キャッチコピー

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 ちなみに公式HPのキャンペーンの内容を勘違いしていた私は、店内でカレーパンとコーラを飲みながら必死にキャッチコピーを考えていたのだ。まさかのキャッチコピーを答えるだけのふざけた内容にどうしようもなく宙ぶらりんになったアイディアをここで放出しておきたい。

  • 常識(リアル)を超えたシャリの味
  • 足りなかったのはシャリでした
  • くら寿司が起こすシャリ革命

 なんと、キャッチコピーを本当にただ答えるだけのキャンペーンだったのだ。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」