【釣り日記】貝塚人工島に行った日は間違いなく釣れる!

 最近大阪近郊の釣り場に平日の夕方からでも2時間ぐらい行ってみたりとしているのだが全く釣れない日々が続いている。もう11月下旬だし気温も下がりまくっていて、どうやら海水温が下がると魚の活動もシビアになってくるらしく、そもそも寒さがきつい。休日はとりあえず3回行って3回とも何かしら釣れているというジンクスがある貝塚人工島を目指すことにした。

 貝塚人口島といえば沖向きのプールと呼ばれる場所が人気なのだが、過去3回貝塚人工島に釣行した時も全てこのプールである。プールは大阪一汚い釣り場とか臭い釣り場とか言われているが、一定時間置きにやってくる飲み物を売り歩くおっちゃんであったり、日本語が通じない外国人であったり色々と楽しめる。なんかマイナスポイントばっかり上げている気がするが気のせいである。

 という流れで今回はプールではないポイント、通称「水路」と呼ばれるほうへ行く事にした。場所としては貝塚人工島へ渡る橋の下部分である。こちらはプールへ行く手前の大きめの有料駐車場(620円先払い)に車を止めて釣りをする事ができる。ワル達は良く橋の上に無断駐車して橋の上から釣り糸を垂らして、たまに来る警察に蹴散らされている。

16時ぐらいに到着

 「水路」はプールと違って車から釣り場まで近い、綺麗なトイレもある、自販機も揃っている。もうこれだけで貝塚人工島のイメージがガラリと変わる。水路とは呼ばれているが、柵が途切れる部分から石畳になったポイントがある。こちらは結構先まで続いていて南向きにキャストできる。
 ゆるやかに石畳が続いているのか油断しているとすぐ根掛かりしそうである。テトラよりも足場はしっかりしているので、根魚狙いならば結構面白そうである。今回は続きまくったボウズに心が折れかけていて、ついにサビキという最強仕掛けに手を出してしまった。原点回帰である。もうこれで釣れないならアジングとか根魚狙いも無理な季節なんじゃ……と言い聞かせるような気持ちである。

 さすがに石畳ポイントではサビキはできそうにないので柵のあるポイントに移動。しかし、この水路は波を止めるような垂直な護岸ではなく石畳のように地味に斜めになっている。手前にスルスルと落とすサビキ仕掛けでは仕掛けが沈みきる前に下カゴが着底してしまうという無理ゲー感が漂う。

サビキ釣り、恐るべし

 もう解凍されたアミエビブロックがあるから意地でもサビキをするしかねぇ!と、ちょっとでも向こう側へと振り子の原理で仕掛けを沈める。まぁ釣れなくてもアミエビぐらいは消費してやるという気持ちで海を見ているとビクビクッと竿に反応がッ!

 お、おぉ……何日ぶりかのこの魚が針にかかる感覚。これを感じたくて釣りをしているのでは無いかといった感覚である。

 サビキは厳しいかと思いきや、時合いもあるのだろうかガンガンHITする。見えている石畳の隙間によくカゴが引っかかるのが難点だが、待っていると根掛かりが解消されたりする。ウキを付けた投げサビキで少し遠くを狙うと根掛かりの心配もなく結構アタリがある。ワル達が橋の上から釣り糸を垂らしている理由もよくわかる。

 どうしても手前側だとサビキ仕掛けが寝てしまうのか、カサゴがHITし始める。小さいワームで必死にテトラの隙間を狙って根掛かりと闘いながら釣るはずのカサゴがサビキに2匹とか付いてくる。釣りの概念が崩れるレベルの衝撃である。

同行者は虫エサ初使用

 一緒に行ったS氏は生きた虫エサに挑戦していた。ルアーやワームばっかり使っていたので生虫エサは初めてである。青イソメを使っていたらしいがしょっちゅう体半分だけ食われると言っていた。そんな中釣れ始めたのが「ゴンズイ」である。知っているコイツは毒魚として注意しなければいけない系の魚である。さすが虫エサ、サビキでは全くかからないヤバそうな奴らが釣れる。

日が落ちてきて退散

 最近はもう現地で下処理を済ませて水分もある程度取ってジップロックに入れて魚を持ち帰っている。これをやってると後で楽なのだが、サビキで爆釣すると結構大変である。今回釣れた魚はアジ29匹、カサゴ4匹(小さいの8匹ほどリリース)、マゴチ1匹、ゴンズイ3匹、メバル1匹。やはりこの中でもゴンズイが気になる。

ゴンズイを塩もみ

 初めてなので毒のある部分である頭(背びれと胸びれ)を落として持ち帰る。どうやら体表のヌメリにも毒素があるらしく手袋をして塩もみをする。この毒素は熱で無毒化できるらしいのでそこまで気合を入れて塩もみしなくても良さそうである。少し残っていた血合いからは何やら中華料理のようなニオイがしていたが、最終的に無くなった。
 今回はゴンズイ、カサゴ、メバルは切り身にしてから天ぷらに、アジとコチはそのまま天ぷらにしてみた。種類が多いと見た目が美味そうである。

 毒魚で避けられがちだが、ゴンズイは旨味もあるし、鮭のような食感でむちゃくちゃ良い出汁がとれそうで鍋モノに向いている気がする。また狙いたい魚である。

カサゴとアジの刺身

 カサゴは年中釣れる根魚である、血抜きすると身が全然臭くなくて刺身にするとかなり美味い。ただまだまだ勉強不足なのか、身を結構無駄にしている気がする。カサゴは頭のほうにも美味そうな身があるし、お腹の部分も処理方法次第で身を残せるはずである。もうちょっとテクニックを磨かなければならないと実感。

 アジの刺身はすばやくできるようになってきた。小さいサイズでも先に皮を引く方法を覚えてからは簡単に刺身にすることができる。小さいサイズだと小骨を抜かなくても気にならない点もある。ただし寄生虫にだけは毎回注意している。今の所見つかったことは無いが、常にビビっているぐらいが丁度いいと思う。

アジ大根

 S氏から圧力鍋を借りているので、これでアジと大根を一気に煮込む。20分ぐらいでアジ大根の完成である。箸でつまむと骨すら崩れるぐらいに柔らかくなっている上にめんどくさい調理の必要が無いのはすごい。釣り人は是非とも圧力鍋を手に入れるべきである。(S氏から借りている)
 大根が美味い季節。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」