夏コミ期間、いわゆる交通機関が繁忙期の時に移動手段としてかなり安いという事で初めて「青春18きっぷ」というものを利用した。知っている人は多いと思うが軽く説明すると、この18きっぷは期間中(夏なら7月20日~9月10日)使える5回分の券を売っている。値段は11850円、金券ショップなどでは11500円ぐらいで売っている。1回あたり2300円である。

 18きっぷの特徴としてはJR全線に乗り放題という事と途中下車が可能という事だ。特急や新幹線などの乗車券としては使えないので快速や普通列車を乗り継いで進んでいこうというシロモノである。ここでは細かい裏技などは無く、初の18きっぷの感想を書いていきたい

まずは米原を目指す

 最寄り駅からの始発の関係で、大阪駅0554発の京都線快速(長浜行)に乗ることになる。この電車は大阪駅が始発なので席に座ることが簡単である。京都駅では琵琶湖線に直通なので、ここで1時間45分乗車だ。終点の長浜に着く前に米原で降りるのを忘れないでおこう。

とにかく長い東海道本線

 米原→大垣の間は6駅なのだが、長い乗車に慣れてくるとたった6駅か、などという気持ちになってくる。ここは30分程度で着く。

大垣から豊橋まで

 大垣で一本電車を遅らせる、0856発の快速(豊橋行)に乗って13駅、1時間30分かかる行程だ。さすがにここは座れないと大変かもしれない、大垣発の始発なので簡単に座ることができた。ここからは岐阜や名古屋などの有名都市を通っていくのでどんどん人が降りていく感じだ。特に途中の刈谷という駅で結構な人数が降りていく。座れなくとも途中から座ることができそうだ。

豊橋で浜松行きに乗車

 豊橋から浜松までは8駅の34分だ。ホームに止まっている電車に乗り込む前に駅構内で「大あんまき」なるものを購入。ホットケーキで餡子を巻いたようなお菓子である。電車が動き出す前に食べていたら今回18きっぷを同行程でレクチャーしてくれている自称乗り鉄のP氏に「弁当は電車が動き出してから食べないと」などという謎の指摘をされる。へぇ~なるほどと思いつつ抹茶味の大あんまきを食べ続けるうちに電車が出発する。ほとんど人が乗車していないのでこの区間は快適である。

浜松から島田まで

 大垣で一本遅らせたことで乗り換えに余裕がある感じだ。豊橋からは興津行の電車に乗って島田を目指す。もうここらへんになってくると馴染みの無い駅名だらけで自分が今日本のどこにいるのかわからなくなってくる

 ここは9駅45分なので比較的短い区間なのだが、車内で自称乗り鉄のP氏がしきりに「島田からは新幹線ワープというものがあって……」と18きっぷの裏技的なのを教えてくるのだが、4000円ぐらいかかる上に1時間ぐらいしか早くならないらしく、よく聞くと島田からの地獄のような行程を回避するために乗る価値があると言ってくる。へぇ、地獄かい、俺好みじゃないか。

島田から熱海、120分

 ここからはボックス席ではなくロングシートと呼ばれる乗り鉄殺しの車両ということらしい。どうやら加速や減速時の重力を横方向に耐えなければならないらしく、背筋が疲れるというオカルトめいた言葉が飛び交う。ロングシートに大変な恨みを持っているのか、とにかくロングシート=悪であるというイメージを植え付けてくるのだ。

 5時始発で疲れていたのか2時間で終点まで乗れるという事で普通に寝てしまった。ほぼほぼ寝てる間に熱海に着いていた。各車両の端にある2人座れるロングなショートシートに座れば楽かもしれない。というかずっと座れているのでそこまで苦では無い。

熱海から東京へ

 最後の乗り換え、熱海から東京行きの電車である。驚異の15両編成、熱海駅始発という座れなかったら何か事件が起きているレベルの余裕さである。1時間45分と結構な時間がかかるが、ここまで来ると散々脅されてきた静岡も抜けたこともあり、東京へ近づくに連れて見慣れた横浜などを通過していく事で長く感じないものだ。

合計11時間18分

 0点と評された撮り鉄写真である。

 始発の5時から東京へ着いたのが16時18分、合計11時間18分かかっている。バスなら8時間、飛行機なら3時間、こだまなら4時間、のぞみなら2時間半と各移動方法を比べたくなってくるが、繁忙期に2300円という圧倒的なコスパで東京に行けるのは見逃せない。

 しかし、帰りの東京→大阪は少し違った感じになってくるので注意が必要だ。15両から3両に減ったり、乗り換えが1分2分ばっかりで飲み物を買うタイミングがゼロの中水分不足になったりとなかなかハードであった。ただ、帰りの行程も座れなかったという事は無いのでそういう心配は大丈夫のようだった。できる限り後ろか前よりの車両を目指せば座れるようだ。

 片道でも18きっぷ移動をすれば移動交通費を安く抑えれるという知識を得たので、行きは18きっぷ帰りは新幹線などと中途半端な戦略を取るのが一番効率がいいかもしれない。ぷらっとこだまとか使えば13000円で往復も可能というお手軽さである。

 どうやら夏の18きっぷは9月10日までなので、ギリギリの日に金券ショップに行くと超格安で買えるようだ。どこかのタイミングで尾道のほうへ行こうかと考えている。


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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」