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 人間の知識欲というものは計り知れない、一度でもその知識が有効活用されれば新しい知識を求めてしまう。また他人よりも深い知識を求めてしまう。そうして人類全体の知識が磨かれてきたのである。
 またこの「知識欲」は、三大欲求である「睡眠欲」「食欲」「性欲」の次に欲求が強いとされ、含めて四大欲求などと呼ばれることもある。
 怪談まとめを読んでいたら朝を迎えていたなどは知識欲が溜まっていた証拠である。今回はこの知識欲の発散サイクルについて考えてみた。

 

安易な知識欲の発散は思考停止

 知識欲といえば堅い言い方になるが、ちょっとした知りたいと思った事なども立派な知識欲である。知識欲の基本的なサイクルは「知りたい→調べる→理解する」である。最後の理解した瞬間に欲求が満たされるのである。
 実は問題はサイクルの2番目「調べる」の部分に存在する。この調べるという行動が必要無い場合が多い、具体的に言えば現在の自分の知識で補完できる内容であっても調べてしまうのだ。
 これはネット検索エンジンによって知識欲発散サイクルが高速化した事が原因である。知りたい言葉を検索エンジンに打ち込めば、様々な回答が見つかる。その中から私たちは理解できる選択肢を選ぶだけである。
 そうしたサイクルの中、いつの間にか私たちは「思い出す」や「考える」といった行動を取らなくなっているのだ。そういったプロセスを伴わない知識というのは記憶にはならない事が多い。一時の知識欲を満たすのには良いが、記憶として知識として残す事にはならない。

 

思考停止しないために心がける事

 私は常に知識欲発散サイクルの中に「考える」または「思い出す」というコマンドを追加している。「知りたい→考える→調べる→理解する」である。
 といっても来月の月末が何曜日が知りたい場合に、カレンダーをすぐ見るわけではなく本日の日付から計算していけ、というわけではない。もちろんカレンダーを見ずに答えを出す習慣を付けていけば、月末の曜日をすぐに答えられるようになるだろう。しかし、これは無駄である。
 ネットや検索エンジンなどは外部記憶として非常に役立つが、これに頼りすぎるとアクセスできなくなった時に何も知識に残らない。どうやって調べたか、その結果などの脳内キャッシュを残していくべきである。

 

最後に

 知識欲を発散させる時に一番やってはいけないのは「他人を使う事」である。「ググれ」などという単語が流行したように、まずは自分で調べることが大事なのである。しかし、検索エンジンというものに慣れすぎるとそれは思考停止であり、何度も同じことを検索してしまう。

 まずはその単語で検索する前に「どういう回答が出るか」を予想する所から始めたい。
 背後で大きな音が鳴っても咄嗟に振り向かない。


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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」