よく釣りに行く友人であるS氏に誘われてあるイベントに連れて行かれた。その名はキダソニ。コトのいきさつはこんな感じである。

 S氏「日曜日キダソニ行きましょう」
 小林「キダソニってなんですか?」
 S氏「キダッチのソニックで〇〇と〇〇の~(以下専門用語多数)
 小林「なんかわからないけど行きます」

 連れてこられたのは北堀江CLUB vijon、ライブハウスである。北堀江なんてオシャレな街を歩くだけでも心拍数が2割増しな私としてはとんでもない所に来てしまった、という感じである。大阪に詳しくない人に説明すると北堀江というのはアメ村という地獄を抜けた先の天界みたいな場所である。地獄⇒天界⇒オフィス街みたいな感じになっている。

キダソニとは……

 到着しても全くどういったイベントなのか理解できないままライブハウスに突入する。中は満員御礼気味である。そろそろS氏に一体何の集まりなのかを聞いていこうと思い、詳しく説明を要求する。

 S氏「これはね、ミソノとミッテラ界隈の集まりのイベントなんですよ」
 小林「はぁ、なるほど(全然わからん)」

味園ビルと日宝三ツ寺会館

 つまりこの集まりはミソノミッテラ界隈の集いという事で、もちろん私はどちらの単語も今日初めて聞いたわけである。もしこの事が周りの人たちにバレでもしたら……と思うと一気に緊張感が走る。ここはなんとか乗り切るために背後を警戒しながらスマホで必死にミソノミッテラについて調べる事にした。

 ミソノとは大阪日本橋にある味園ビルの事であり、ミッテラとはアメ村近くにある日宝三ツ寺会館という事が判明した。どちらも複合商業ビルである。味園ビルに関しては実は知っていた。どちらも一人では入る気が全くしない魔境の入口のような場所で、デッドオアアライブ感が強い場所である。本当に初めて聞いた三ツ寺会館については大阪の九龍城とも呼ばれる場所らしく、S氏が簡単に説明すると「アジホの前です」というアジホって何やねん!とツッコミたくなるような内容であった。
 味園ビルも三ツ寺会館も一駅分ぐらいは離れているわけで、有名な道頓堀やなんばの中心地を挟んだような場所に存在するわけだ。どうやらS氏はミッテラ側の店の常連らしく、調べてみるとその店はロイヤルビルという所にあった。全然三ツ寺会館じゃないじゃん!

キダソニとは何なのか考察する

 タイムテーブルに書かれた文字を見ながら考える。ライブパフォーマンスとDJタイムの連続で16:30~22:30までとかなりの長丁場である。出演者たちの事は全く知らない中で楽しむわけだが、普通の対バン系ライブイベントと違って各バンドやユニットの自己紹介が無いという、もうとりあえずみんな知っている体でイベントが進んでいく。こうなればこちらも知っている体で楽しむしかない。

 主催であるキダッチと呼ばれる人物がどういう人物なのか、第3者の目線で考察する。おそらくキダッチは争いを仕切っている人物なのではないだろうか。味園ビルと三ツ寺会館は激戦区であるなんば中心地を囲むように存在する。なんばに住む人たちは必ずどちらかに付かなければいけないのだろう、そうなると客の取り合いという戦国時代へと突入するわけだ。そうなれば「あんたミソノとミッテラどっちが大事なのよ!」と過激派が現れることもあるだろうし、ミソノ界隈とミッテラ界隈の区分けで抗争に発展する可能性も十分考えらえる。

 こういった事からキダッチと呼ばれるミナミの帝王にこの抗争を収めてくれないだろうかという依頼があり、キダソニという場でお互いの不可侵を誓う事になったのだという。キダソニは古くからの伝統として今も受け継がれており、代々「キダ」と呼ばれる人物が主催となり今回も開催に至ったというわけである。一番最初の起源となったキダソニがどういったものだったかは計り知れないが、現代風に改良されていき今回のようなバンド+DJのようなスタイルになっていったものだと推測できる。そんな長い歴史のキダソニも今回が記念すべきvol.2である。2回目

一人だけ知っている人物がいたのだ!

 出演者を全く知らない割にはアニメ系のコピバンやアニクラのようなDJの選曲で盛り上がれたので楽しかった。後々思い出してみると一人だけ知っている人物がいたのだ。それは最初のほうに出演していた「ニューロファジー」のボーカルである。ジーザスと呼ばれるこの人物確かに知っていた。セルフタイマーで崖から飛び降りる写真を撮り、地面に打ち付けられた後に復活を遂げる現代のジーザス・クライストとして認識しているが後半の部分は違うらしい。

 クリスマスになると某イエスの恰好で街を歩いているらしいので見に行ってみよう。ちなみに普段は味園ビルの2Fにあるホテルアドリアーノという場所で会えるらしい!

大阪のディープな部分に少しだけ触れたような気がしたんだ

 味園ビルも三ツ寺会館も一人ではなかなか行く機会が無い場所である。何かしらキッカケが無いと知らないディープな世界、楽しそうである。今後S氏がどんどんロン毛になりヒゲを伸ばしカラフルな服を着ださないか気になる所だが、また機会があれば界隈のお店を覗いてみたい気持ちである。


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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」