平野区の居酒屋「かざみどり風流」に昼飯を食べに行った話

 普段なら特に昼飯の事なんかは書かないのだが、今日は目当てのラーメン屋さんが夏季休業ということで少し離れた駅前まで足を延ばすことにした。先に書いておくともの凄くローカルな、地域限定な内容なので何の役にも立たないという点である。それでも書きたくなるほどの負けだったのでここに記しておく。

 場所は大阪・平野の地下鉄谷町線駅近辺。お店の名前は「かざみどり風流」、居酒屋で鶏料理・沖縄料理などを中心としたメニューである。営業中ののぼりが出ていたのでちょっと足を止めて昼の定食みたいなのをやっていないかをチェックしようとする。しかし、この時点ですでに罠に掛かっていたのだ。店員とは思えない服装のお兄さんがすばやく声をかけてきた。「ご飯大盛も無料でやってるので是非中にどうぞ~」である。もはや飲食店で中に入ったらすぐさま出ていくパターンは無いうえに、このまま誘いを断るのもなかなかMPを使うわけだ。昼定食500円のワンコイン感にやられて入店した。

ご飯の量を選択

 店内に入るなりもう店長と思わしき人のテンションが高い。サービス週間という事で、サービスしてくれるらしい。もうこの時点で何やら怪しい雰囲気が漂ってきたわけだ、求人広告のアットホームな職場的な空気である。昼定食はワンコインで色々あるのでとりあえず定食C(ガーリックカラアゲ)を選択。ご飯、味噌汁、唐揚げで500円、十分である。

 ご飯の量を執拗に聞いてくる店員。「大盛、特盛・・・てんこ盛り、おかわりもしてね~」と普通盛りはねぇのかよ!と心の中で思いつつ悩む。「どうする?」と店員は何かラーメンを入れる器とかを取り出したりしていてヤバイ雰囲気になってくる。仕方なく「特盛でちょっと控えめで」という大盛で満足しきれないけど特盛まではいらないよという軟弱な注文である。

 はい天ぷらね、と急に突き出し的な小鉢メニューが登場する。サービス週間やからね、という事で唐揚げができる間に食べておいてねという感じである。うまい。うまいけどもうこの時点で結構ボリュームがある。ラーメン屋が閉まっていて来ました的なぶっちゃけトークなどして唐揚げを待つ。

 はいお待たせ、タコヤキねサービスね。またもや注文していないタコヤキが登場する。特盛でちょっとビビっているのにさらに追い打ちをかけてきて楽しんでいるようである。店内に最初からいた常連のおじさんは軽く吞みながらその様子を眺めている感じである。揚げているタコヤキである、血糖値が上がってくる事により満腹中枢を刺激しようとする作戦だろう。

500g以上はあるご飯

 ついに唐揚げ定食のメインが登場するのだが、フライヤーの底からタコヤキが出てきたのでのせとくね~という謎の軽いノリで唐揚げ以外のものが付いてくる。唐揚げ以外にも肉がのっているがもはや説明されないレベルの肉である。そのあとにご飯が届くがもうすでにご飯全体の重量が感じられてしまう量である。500g~600gはあるであろうパンパンにぶち込まれた白米。

 (あ、やられた……)瞬時に負けを判断する。居酒屋ルックスの昼定食からここまでのご飯が出てくると予想できるだろうか。しかも結構詰め込まれているタイプの特盛である、食べても食べた箇所が埋まってくるタイプである。唐揚げはガーリック味とかそんな細かい事は忘れたレベルで、鶏の皮のアブラでご飯を喉に通すみたいな感じである。おそらく唐揚げも美味しいはずなのに白米の事しか覚えていないのがすごい所。

 最後は味噌汁でなんとか流し込んでタコヤキを食べきってごちそうさま。本当に消費税も込みで500円は安すぎる。会計の際に「え、おかわり?」と聞かれて逃げるように店を出た感じである。お腹を抑えながら心の中で、なかなか良い店を見つけてしまった……と思いながら帰路。

 意識が飛びそうな満腹感の中、店長の話を聞いていると日曜の朝8時から宴会をできるようにする計画があるらしく何やらメニューを眺めていても面白そうなメニューが多いので今度は夜に飲みに行ってみようと思う。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」