セフィロトの樹はもう成長しない
こんにちは、小林です。今日はセフィロトの樹について調べていたのだが、何か引っ掛かるのでそれを説明したい。
無限光とされるアインソフオウル、そこからセフィラという光球10個が順番に放出され、それを繋ぐパスという道22本が作られる。
知らなくてもこの図形をアニメの描写やゲームで見たことがある方は居るだろう。セフィラの複数形であるセフィロトがその名称に使われている。
主に数秘術の世界で使われるセフィロトの樹は、全ての事柄を数や法則で証明するという根源であろう。
私はこれを人体発火現象やUFOの存在を科学的に証明しようとする現代人のそれと同じだと感じる。その時代では数字という存在はそれほどの信用があったのだろう。
セフィロトの樹は平面なのか
私はカバラについて詳しいわけではない。また、ここでセフィロトの樹を構成する要素を長々と説明するわけでもない。
もしセフィロトの樹について興味が湧いてきたなら、ネットで調べて頂けるとたくさんの情報が出てくるのでそちらを参考にして知識を蓄えて欲しい。
私がまず疑問に思ったのが、セフィロトの樹は何かのモデルをわかりやすい図に表したものなのではないか、という事だ。
この疑問は私が調べた限りでは解決しなかった。どんな絵や図でも平面モデルなのである、一部立体化したものもあるが基本構成は平面図だ。
パスの繋がり方を見る限り、平面図では表せないと感じる。また11番目のセフィラであるダァトについても平面では理解しにくい。
螺旋で廻れぬ10個のセフィラ
数秘術が数によって全てを理解できるならば、私の考えでは螺旋によって全てを理解できる。
10個のセフィラを3次元的な位置で配置し、螺旋の通り道にする事を考えてみたが、パスの関係上なかなか良いモデルが浮かばなかった。
セフィラ3個で作られる三角形の数も何か引っ掛かる、セフィロトの樹というパズルを解いているような感覚だ。
アインに至る道
「意識の拡大」によって均衡の柱を理解していくことにより、神の領域に到達できるという。
そしてケテルの上に存在する000:無限光:アイン・ソフ・オウル(Ain Soph Aur)、さらに高次元の00:無限:アイン・ソフ(Ain Soph)、そして始まりの0:無:アイン(Ain)。人間という存在では到達できない、理解できないという。
ところがどうだ、アイン・ソフ・オウルは宇宙の始まりであるビッグバンだと考えられて”しまっている”
さらにビッグバンが起こる前の宇宙についても仮説ではあるが理解が及んでいる。これは00にあたるだろう。
人間はアインという部分に、ほとんど到達してしまっているのではないだろうか。世界の真理を紐解いてしまっているような気がする。
樹ならば成長するのではないか
セフィロトの樹には成長は記されていない。
ここまで「意識の拡大」が進んだ人間にとってはセフィロトの樹は小さすぎる。しかし、残念ながら現代は「科学」によって全てが証明される時代だ。
私はこう考える「樹は世界だが、世界は樹ではない」
イメージ:月海月~似非絵講座~ http://esekouza.seesaa.net/
小林RH
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