ポケモンGOの流行に乗れない人

 歩きすぎて右膝を痛めてしまいました小林です。
 流行ってるモノにはあまり飛びつかない性格の私ですが、いつも結局飛びついて「なんでもっと早くしなかったんだろう」となるのも理解しているので、密かにインストールし土日は歩き回りました。
 昨日の夜も仕事帰りに公園に攻めていったのですが、23時とは思えない人の量でした。卵を孵化させるための数kmのために自宅まで大回りで帰ったりと、なかなか歩かされてる気がします。変なダイエットブームより健康になりそうな気がします。

 

絶大なバンドワゴン効果

 ちょっと前にGOの商標登録があった時にARだのと噂になってそのまま静かにしていたポケモンGO、日本でのリリース日ギリギリになって急にブームになったのは海外の影響ではないでしょうか。
 ポケモン自体の認知度の高さ、海外で大ブーム、良くも悪くも関連ニュース、任天堂株価の上昇などと注目するポイントはたくさんありました。
 話題になっている、つまり流行に乗ることには専門的な用語で「バンドワゴン効果」といいます。

ミクロ経済学におけるバンドワゴン効果とは、同じ財を消費する人が多ければ多いほど、また、他人の消費量が多ければ多いほど、自分がその財を消費することの効用が高まるという効果である。

 なぜ人は流行に乗るのか?
 おそらくそれは流行っている物事に飛びつかないと、他の人たちから隔離されてしまうのではないかという潜在的な恐怖から来ているのでしょう。
 
 

反対に存在するスノッブ効果

 バンドワゴン効果の逆としてスノッブ効果というものが存在します。
 これはバンドワゴン効果とは反対に「人と同じものを消費したくない」という考え方から発生する効果で、基本的にはより希少性の高いものに飛びつくという効果です。人と同じユニクロTシャツよりもブランド1点モノが欲しいと考える効果ですね。
 他にもアンダードッグ効果というのもあります。これは人気があるモノよりも、人気がないモノを応援したくなるという効果です。
 
 

ポケモンGO否定派

 人気者には1割程度アンチが現れる事はもはや常識だが、ポケモンGOにはいつ来るのかとワクワクしていた。
 当初から歩きスマホに関する危惧などはニュースで取り上げていたが、スマホアプリ全般に言えることなので否定派にはあまり利用されていない。
 もし私のスマホOSがポケモンGOに対応していなかったら、間違いなく否定派になっていただろう。自転車・自動車に乗りながらのプレイを徹底的に叩いていたと思う。なんでもポケモンGOに関連付けて叩いていたかもしれない。

 最近では有名人のやくみつる氏がポケモンGOプレイヤーに対して否定的な意見を述べているという噂をSNSで見たが、ついに出始めたかという感じである。

 

変革・進化に必要な少数派

 否定派はなぜ現れるのか、考えた事は無いだろうか。
 実はこれは人間の「進化」に深く関わっているのだ。

 博士に人間を送り、その人間でアメを作り、それを舐めて進化する。

 ドイツの政治学者エリザベート・ノエレ=ノイマンによって提唱された「沈黙の螺旋」という仮説を紹介したい。
 これは少数派だと自覚している人が、多数派からの反対や孤立を恐れて自分の意見を表に出しづらくなる仮説である。
 さらに次のようにも述べている。

一方で、この理論は「声ある少数派」の存在も説明している。隔離への恐怖をあまり感じない人々が少数ながら常に存在するからで、この理論ではそれらの人々を世論への挑戦者と呼んでいる。
従順な多数派が安定のために必須であるのと同様に、これら少数派が変革のために必須な存在であるとし、両者とも進化の産物であるとしている。

 「ずっと海の中にいるのはやめよーぜ」と声を上げるのは必要なのだ。
 

この記事が気に入ったらフォローしてみてね♪

The following two tabs change content below.

小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」