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 今年もとうとうハロウィンの季節がやってきた!
 年々激しくなるハロウィン商戦だが、私は昔からハロウィンが好きなので概ね歓迎である。ハロウィンは子供やカップルだけが楽しめるのではなく、大人が全力で悪ふざけ出来るところが楽しい。

 そんなこんなで色んな会社がハロウィンにちなんだキャンペーンを行っている訳だが、わりと昔からハロウィーンにちなんだ商品を出しているところに31アイスクリームがある。さすがはアメリカ生まれと言ったところか。
 今年はブラックライトで光るアイスなど新商品が盛りだくさんのようだが、特に興味を引いたのがハバネロ入り激辛チョコソースのかかったアイスクリームサンデーである。しかも、外見もばっちりホラー風だ。甘いものに辛いものをかけるとどうなるのか、試してみたいと思い近所の31アイスクリームへと赴いた。

店員から注意される

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 さっそく、アイスクリームサンデーを頼む。サンデーということで、カップに二種類のアイスを入れて、その上に墓石のクッキーやお化けのチョコでデコレーションされる。カップに入れる二種のアイスは何でもいいとのことなので、せっかくなのだしと期間限定のウーララ!
パンプキンとメープルスイートポテトの秋の二大芋のフレーバーを頼んでみた。

 そして、出来あがったのものをうきうきしながら受け取った時、チョコレートの袋を差しだしながら注意された。
「とっても辛いので最初はちょっとずつ試しながらお食べ下さい」
 しかも、二回くらい言われた。これはちょっとドキドキする。さすがはハロウィン。

実食!

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 気分は墓荒らし。さっそく、アイスの塊にスプーンを突っ込む。アイスはどちらもおいしい。特にメープルスイートポテトのメープルシロップとサツマイモの濃厚な甘さと素朴な甘さがよくマッチしていて、天高く馬肥えるのも納得というところ。
 しかし、単にアイスを楽しみにきた訳ではない。という訳でとうとう今回の禁断のチョコソースに手をかける。

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 とりあえず、墓石クッキーにぶっかけてみる。ハロウィンキャンペーンではブラットベリーソースも用意されているので、恐らくそちらをかければ血塗れの墓石といった風になるのだろう。
 一口食べてみれば、単なるチョコクッキーの味がしない。アレと思っていると後からじわじわと辛さがやってくる。が、お姉さんが注意される程辛いとは思えない。
 しかし、ピリピリとした甘さは今まで感じたものがないもので面白いし、食べてよかったと思えた。
 元より、チョコとスパイスは相性がいい。カカオが西洋に持ち込まれた時、最も人気だった食べ方はカカオをドリンクにしたものに砂糖とスパイスをふんだんにくわえたものだったことを考えると納得がいく。

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なんでそんなに辛くないのか、考えてみた

 よく言われるが、辛さを感じる器官とは痛覚神経である。痛覚神経が中途半端に刺激されてしまった結果、辛さになったと考える。
 その神経の末端で何が起きているのかと言うと、痛覚神経を刺激する物質(この場合はカプサイシンなど)が神経の末端の受容器に結合し、その結果受容器が変形、細胞内の伝達が起こり、電気信号が発生する。この受容器の変形や、細胞内の伝達というのは突詰めれば化学反応である。
 化学反応というのは基本的に高温の方が進みやすい。もちろん例外も存在するが、少なくとも人間の体内で起こる化学反応は人間の体内で起こることを想定されているため、36~37度くらいで起こりやすくなっている。
 しかし、アイスというのは冷たい食べ物である。冷やされた場合、この化学反応が起きにくくなり、辛さを感じにくくなってしまう。
 何かとてつもなく辛いものに挑戦する時は舌を冷やしていくといいかもしれない。


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阿久野

境界論を主軸に民俗学、錬金術、魔術、宗教学など。 ねこさんを崇めよ。