天満天神梅酒大会2019で見かけたキワモノ梅酒5選

 「大阪天満宮で梅酒が飲みまくれるから行こうぜ」と誘われたのが2月初め、そんなこんなで天満天神梅酒大会2019に行ってみた。2019年は2月9日~11日の3日間開催で、300種以上の梅酒が試飲できるという。第1回が2007年に開催だったらしく、私も去年初めて知ったクチで今年は行こうと思っていた所だ。どうやら事前情報によると初日の早い段階で売り切れてしまう梅酒もあるそうなので早めの出発。

 現地にはギネス挑戦中という事で様々な梅酒が本殿に飾られていた。ちなみに各種地上波メディアからストリーマー、インスタグラマー、私のようなブロガーなどだらけで周りは写真を撮りまくっていた。みんなが並べられた梅酒を正面に撮影する中で、Youtuberと思わしき人だけは自撮りしながら「この動画をアップする頃には終わっていると思うんですが、私は今天満宮に来ていまっす」と背景に梅酒を使っていた。正面から見ていた私は何か気まずかったのを覚えている。

見たことの無い梅酒を探して

 1000円分のチケットを買うと小さい試飲用のカップを渡される。このカップに各種梅酒を注いでもらうわけだ。ちなみに梅酒の試飲料は100円~となっているがほとんど200円であり、高いやつは500円ぐらいしていた。一番早い時間に来たので大盛況、梅酒をじっくり見る時間もなく人ごみに紛れながら目当ての梅酒を探す。

 試飲コーナーはこんな感じで並べられている。梅酒大会とあるが中には梅酒以外の果実酒などもあるのでよく見極めよう。基本的には梅酒+〇〇(代表的な黒糖、緑茶みたいな)といったお酒が多く、中には「オイオイ、こんなモノと梅酒を混ぜていいのか!」というような梅酒もあった。好奇心旺盛な年ごろの私は迷いなくこういったヤバイものに飛びついてしまう。

まずは梅酒ガチャで乾杯

 おみくじ梅酒なるものも売られていた。1回300円で挑戦できる梅酒ガチャである。ウイスキー梅酒というこれまた普段では組み合わせないようなヤツが当たる。ウイスキーなのでアルコール度数がかなり高い上に、試飲用カップになみなみと注ぐせいでいきなり酔わせに来ている。ペットボトルの水は必須だと感じた。

みんな大好きランキング

5位 ノンシュガースパークリング梅酒

 スパークリング梅酒でかつノンシュガーと、まず家で梅酒を作った事のある人間からすればどういうこっちゃとなるわけです。アルコールだけで梅酒からエキスが出てくるというわけでもなく、何か色々考えているうちにとにかく飲んでみるかという事になり試飲。正体はスパークリング日本酒的なヤツに梅を漬け込んだような感じですね、シャンパングラスとかに注いでも美味そうな味でした。まだマトモ。

4位 杉能舎ヨーグルト梅酒

 ヨーグルト梅酒もいくつかあったのだが、この杉能舎ヨーグルト梅酒がなかなか魅力的であった。濃厚ヨーグルトと書かれているだけあって、高級な飲むヨーグルトばりの粘度である。そのため注ぐ時にボトルを振りまくっていたぐらいだ、擬音にするとドポドポッといった感じである。味も梅酒+ヨーグルトだけでは表しきれない強烈さであり、なによりも試飲用のカップがヨーグルト塗れになり交換不可避といった状態なのが良かった。ちなみに通販で買おうとすると3000円ぐらいした。

3位 ドラゴンフルーツ梅酒

 人生で一度は失敗する事としてドラゴンフルーツ酒造りというものがある。ドラゴンフルーツ酒を作ろう記事で私は一度失敗を経験している。そんな私に希望を持たせてくれたのがこのドラゴンフルーツ梅酒である。ドラゴンフルーツの味と言われて正確に答えられる人間は少ない、私的には砂漠のサボテンの味である。

 実際に飲んでみた所、完全にカシス梅酒の味であった。ドラゴンフルーツの中身は白いのだが、見た目の色からカシスを足してドラゴン感を出したのだろう。ドラゴン感はゼロであった、あるとすれば何か草っぽい味だ。ほぼカシスが勝っている。というか梅酒にカシス入れると何でも美味くなってしまうと思う。

2位 純米本みりん仕込み 八年越しの約束

 八年越しの約束。8年間かけて約束を守るスタイル。商品名だけで惹かれるのだが中身も強烈である。純米本みりん仕込み、まさかの梅酒の仕込みにみりんを使うという発想。みりんと言えばもう料理に使う味付けのイメージだが、一応飲用するものも存在すると噂で聞いたことがある。日本酒よりも糖分が多いのでそのまま梅をぶち込めば確かに梅酒になる。商品名通りに「8年以上丁寧に熟成させたプレミアム梅酒」となっているためどす黒い色をしている。

 味は完全に本みりんの味に梅が溶け込んでいるといった状態だ。アルコール度数も10%ほどで飲みやすい上に美味しい、飲み物としてではなく調味料として美味しい。梅の香りをもった本みりん、これで魚の煮付けを作ったり煮豚を作ると絶対うめい。1本300ml、なんとAmazonで1200円で買える。ぜひ試して欲しい。

1位 高麗人参梅酒

 写真の撮り方が雑になってきているが、おそらく酔っていたので許して欲しい。最終的に1位にランクインしたのは高麗人参梅酒だ。ビジュアルからしてもう飲むしかないと思わせてくれる。梅酒である必要性などを考える暇もなくチケットを渡していた。

 飲むと自然に「ああぁぁぁ~」といううめき声が出る。土である。某料理漫画である美味〇んぼで野菜を食べる事を「土を食ふ」とかナントカ言っていたが、高麗人参梅酒は「土を飲ふ」である。地面に落ちた梅の実を土ごと拾って漬け込んだ感じである。決してこれは不味いという表現ではなく、美味い側の表現である。実際に高麗人参というのは体に効きそうと思わせてくれるギリギリ飲める味だ。これが実に良い、良薬口に苦しというプラセボ効果を狙える。酒を飲んでいるのに酔いが醒める味だ。通販で買おうとすると送料込みで500mlで3000円ぐらいだ、飲み会に持参したりいきつけのバーに持ち込み料を払ってボトルで置いてもらおう。

全体を通してピンク色でした

 惜しくも選外だったハチミツ梅酒もなかなか良かったです、ただ普通に美味しかったのでランクインならずです。初めての梅酒大会でしたが、なかなか面白い発見や出会いもあり高麗人参の知識が広まりました。来年もまたあれば高麗人参大会に参加したいと思います。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」