3月1日、話題のくら寿司バーガーことくらバーガーが全国発売されることになった。早速店舗に向かってみたのだがまず驚いたのが店舗外のノボリである。回転寿司屋とは思えない、というよりもハンバーガーチェーン前のノボリである。普段マグロ寿司のノボリが掛かっている店舗前にハンバーガーがあるのだ、かなりの違和感である。

 くら寿司バーガーのラインナップは王道の「ミート」と寿司屋の「フィッシュ」の2種類である。いつものメニュー更新と違ってこのバーガー以外に目新しいモノが追加されていない(とちおとめ使用のスイーツなどの変更はあり)というのも力の入れようが伺える。話題性だけが先行しがちなくらバーガーだが実際の味はどんなものなのか確かめていきたい。

回転寿司初のバーガーではない

 世間的には回転寿司チェーン初のバーガーだと思われがちだが、実は過去にスシローがバーガーが出している。2016年の11月、デカい美味いと噂のスシローの「鯖バーガー」を食べてみた。という記事で書いている。さらに2017年には「カジキかつバーガー」というものも出している。しかしながら回転寿司チェーンのバーガーとしてここまで大々的にプロモーションを打ってバーガーを出すというのは初かもしれない。

 何よりもくら寿司が変にシャリを使わないメニューというのは本気度が伺える点だ。くら寿司といえば入れなくていい所にシャリをぶち込んでくる事で有名だ、シャリカレーパンにシャリチョコパンなどと無茶をしてきた。それでも茶碗蒸しリゾットのような画期的な成功列もある。

シャリバンズと玉ねぎフライ

 前置きが長くなりそうなので早速くらバーガーを食べていきたいと思う。1個250円(税別)という価格も某Mハンバーガーには無い価格帯なので簡単に比べる事ができないのが難しい所だ。

 第一に違う点はやはりバンズだろう。このバンズは米粉と黒酢で作られたシャリバンズと呼ばれるものである、シャリを固めたシャリライスバーガーじゃない点はなんとも思い切ったというか思い留まった感じがして好感が持てる。バーガーと同じ土俵で戦うという意思が垣間見える。またバーガーに欠かせない具材である玉ねぎもオニオンフライにする事で絶妙な歯ごたえとソースの漏れを防いでくれている。このオニオンフライにソースを閉じ込める方法はなかなか画期的である。

ピクルスに変わるガリトッピング

 「大人はワサビ、ツウはガリ」と書かれているが、折角なのでフィッシュにはガリ、ミートにはワサビという感じでトッピングしてみた。ちょっと加減が分からずにガリを大量に乗せてしまったが気にしないでおこう。

フィッシュの味・感想

 フィッシュバーガーは某Mバーガーのフィレ〇フィッシュと違い白身魚フライというわけではない。魚のすり身を使ったパティである。フィッシュバーガーと聞くと思い浮かべるのが白身魚フライという事で実際に食べた人はネガティブな評価が多いように感じる。実際にこのフィッシュパティは少しばかり臭味があるのだが、甘辛の照り焼きソースとトッピングしまくったガリによっていい具合に味が整っているのだ。寿司屋のバーガーというイメージがぴったり合う。

ミートの味・感想

 ミートにはワサビをトッピングしまくってみた。ミートパティは珍しく肉のすり身のような感じでハンバーグパティという感じではなかった。現在くら寿司にはハンバーグ握りとイタリアンハンバーグという単品サイドメニューがあるので、どちらかに寄せたパティかと予想していたのだが新しいモノであった。ソースはケチャップとマヨネーズといった基本的なスタイル。

 どうしてもそのスタンダードな組み合わせから王道のハンバーガーと比べてしまう。くらバーガーには何か尖った部分が無いのでどうしても直火焼きだとか専門店だという看板に気持ちが負けてしまう。味が同じでもついつい「回転寿司屋のハンバーガーだしなぁ」という目で見てしまうのが日本人だ。つまり何かとあら探しをしてしまうのだ。

 そういう気持ちもあるのだろうか、テーブルに直々に店長がやってきてアンケートを取り始めた。くら寿司信者なので褒めちぎろうかと思っていたのだが素直な気持ちで答えておいた。「バンズが冷たいのでどうしても出来立て感が無かった

まとめ

 くらバーガーはサイドメニューとしてもそこそこデカい部類に入る。さすがに牛丼や天丼には及ばないが、茶わん蒸しやうどんなどと比べると1食分というイメージが強い。パティもオニオンフライも揚げ調理で作られているらしく、回転寿司ゆえに調理方法が限られているのもかなりキツイだろう。全体的に油っぽいという感想も頷けてしまうわけだ。

 限られた中で考えればそこそこのデキなのかもしれないが何でも出せる回転レストランを目指すのであればもう少し工夫が欲しい。


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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」