回転寿司チェーン4社、2019秋のモンブラン直接対決!

 回転寿司、最近の流行は直接対決だ。地上波などでも度々各チェーン店が同時に紹介されることで研鑽している回転寿司業界だが、ほとんど同じ発売開始日に同じメニューを被せてくるという直接対決が起きている。本来寿司ネタは旬の生魚という形で被ることは多々あるのだが、最近はサイドメニューの被せ合いが激化している印象だ。今や欠かせないスイーツメニューでもそんな対決が起きている。

 秋の定番スイーツ「モンブラン」、くら寿司からは歴代最高額というプラスなのかマイナスなのかよくわからない称号を携えた700円超えのモンブランパフェ、スシローからは普通に寿司皿に載せられて出てくる店内手絞りモンブラン300円、かっぱ寿司は国産和栗を使ったモンブラン300円、はま寿司は一番低価格の200円モンブランと出揃っている。今回は誰もが一度は夢見る回転寿司界最強のモンブランを比べてみたいと思う。

超高額、くら寿司「モンブランパフェ」

 話題に尽きないくら寿司からはクラロワイヤル、モンブランパフェ。味の前にどうしても目に付くのがその価格だろう。税抜き680円、増税後で考えると748円と100円回転寿司チェーンで考えると超高額である。寿司皿5枚と赤だしor茶碗蒸しが注文出来てしまうという。もちろんその分スペシャルな内容となっているのだが、果たして価格に見合う内容だろうか。

 まずは芯となるマロンクリーム、こちらはイタリア産の栗を使用している。そしてイタリアジェラート協会認定のバニラアイス。パフェの底部分はコーヒーゼリーとなっている。パフェらしく様々な要素が複合している贅沢な内容となっている。しかし、モンブラン単体として見るとバニラアイスやコーヒーゼリーの各々が味を主張しまくってくるのでなんとも言えないバラバラな感じは否めない。どうしても上から食べていく仕様なため、下のコーヒーゼリーに行きつく頃にはマロンクリームはほとんど無くコーヒーゼリーを食べているだけの状態で終わってしまうのが勿体無い。

 金箔が栗に載せられていたりゴージャス感は高いのだが、実際にレーンから届く際にはいつもの赤い容器に載ってくるので残念感が凄い。ここはかっぱ寿司のようにちょっと高い系のサイドメニューはホールスタッフが席まで持ってくるみたいな特別感が欲しいところ。最終的にどうしても価格が頭にチラついてしまう+比較対象が目の前のレーンに回っているという事で低評価。

最安値、はま寿司「和栗のモンブラン」

 変わってはま寿司は業界最安値の200円モンブランで勝負している。200円は回転寿司チェーンのスイーツ・デザートと考えても普通なので「秋なのでモンブランにしよう~」といった風な選択肢を簡単に取る事ができる。気楽に食べられる反面、特別感は薄いかもしれない。時間によっては普通に通常レーンを流れている可能性すらある。

 価格は最安値、では味はどうか。どうも栗の味というよりもサツマイモ的なスイートポテト的な味が強いように感じる。本来モンブランという単語には栗という意味は含まれていないのでパンなどと同じようにオ・マロンを付ける。これがモンブランなら文句は無いのだが、商品名は和栗のモンブラン。モンブラン・オ・ワマロンである。まぁといっても栗を100%使う意味でも無いので入っているには入っているが比率はそこまでじゃないといった味だ。最初にクラロワイヤルのマロンクリームを食べてしまったので違いが鮮明にわかる。価格帯には納得、味は妥協といった感想だ。

店内しぼり、スシロー「店内しぼりの渋皮モンブラン」

 ふわっ。専用ページまで作られたスシローcafe部の本格スイーツ。とにかく頻(しき)りに「店内しぼり!ふわっ!」と狂人のように推してくる。価格は300円、いつもの黒い皿で提供される。渋皮マロンってなんだ、と思うが恐らくこれは上に載っている栗の渋皮煮の事だと思う、わかりやすくいうとマロングラッセ。

 店内しぼり、という事でマロンクリームが柔らかいのが印象的な一品、色的に見ても少し白みが強いので生クリーム要素が多いと思う。モンブランってどちらかというと硬めのクリームのイメージがあるのでこれは良い意味での裏切り。半面見た目が中の人次第という事もあり、場合によってはマイナス点になるだろう。くら寿司のモノと同じく上に栗が載っているので満足度は高い

真の甘さ控えめ、かっぱ寿司「国産和栗のモンブラン」

 まず最初に言っておくと「優勝、かっぱ寿司」である。国産和栗のモンブラン300円。価格帯的にはスシローと同じというわけで比較対象はスシローになるだろう。スシローとかっぱ寿司はスイーツ直接対決をやりまくっているが今回はさすがにかっぱ寿司に軍配を上げたい。かっぱ寿司のモンブランには注文してからしかわからない魅力が詰まっている。

 土台にはココアスポンジを用いて、栗単体こそ載っていないが飴掛けアーモンドという食感に変化をもたらす仕掛け、見えづらいがホワイトチョコパウダーがかけられており下手に金箔をまぶすよりも高級感が溢れている。何よりもマロンクリームの下に隠れている生クリーム部分がとてもイイ、甘さがほとんど無いホイップクリームという状態でマロンクリーム本来の味が楽しめるわけだ。モンブランのイメージは崩さず、この甘さ控えめのシンプルな感じがかっぱ寿司店内の白を基調としたシンプルさとマッチしていて、これぞかっぱ寿司ごちCafeブランドのモンブランといったメッセージ性すら感じ取れてしまう。ちなみに特製コーヒーゼリーは200円で注文できる。

モンブランだけで店を選ぶわけじゃない

 というわけで回転寿司店でモンブランを食べ歩いてみましたが、おそらくモンブランで回転寿司を選ぶ人はほとんど居ないという点を考えるとくら寿司の680円モンブランパフェは話題性という意味からは成功していると思います。この中で唯一モンブランパフェのためだけにくら寿司を選ぶ可能性はあると思う。反対にかっぱ寿司は宣伝不足感が否めず、あまり期待していなかったので食べてみると美味かった典型的なパターンでした。普段結構メニューをチェックしているのですが、9月4日に追加されていたのも見逃していたのが本音です。CMって重要ですね!

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」