「おうちでくら寿司セット」を握ってみた

 4月27日~GW期間限定で発売された「おうちでくら寿司セット980円」を早速買ってきた。新型コロナウイルスの影響で回転寿司業界もどんどん持ち帰りやデリバリーにシフトしていく中で、流行っているのが家で寿司を作るセットである。スシローの手巻きセット発売から続々と各社後追いで発売しているのだが、くら寿司のセットは手巻きのみならず「握り」もできるというわけだ。

 あと、くら寿司は圧倒的に安さに重点を置いている。最近はやけに高級志向だと思っていたくら寿司だがなかなか思い切っている。ぶっかけうどんと寿司5貫のセットなんか300円でびっくりした。このおうちでくら寿司セットも2~3人前が980円、ファミリーセット(4~5人前)が1,580円とかなり安い

 ネタはまぐろ、サーモン、ボイルエビ、玉子焼き、イカ(いくら少々)が3切れずつ。軍艦用のエビマヨまぐろたたき、結構多いガリ、盛り盛りのワサビと必要最低限といった感じだ。シャリは27貫、軍艦用の海苔は10枚?11枚入っていた。ゼオミット(使い捨て抗菌手袋)や紙に印刷されたペラペラのクラフト帽子も入っている。

手を洗って握っていこう

 手を消毒したら軍艦用のスプーンや水を準備して握っていこう。握っている様子も撮影したかったがさすがに素手でスマホをいじるのは食品的にOUTなのでここから一気に時間が飛ぶことになる。スタンド攻撃だ。

 出来上がり。「握っていく」のは結構難しい。「のせていく」のは簡単である。シャリマシーンから出てきたシャリは微妙に上下左右があるのもポイントである。イカなんかはネタをのせるだけでは見た目が悪いので色々と調整をしないとだめだった。

個人的な握りのポイント

 いくつか握るためのポイントがあったので書き残しておこう。まず一番最初に感じたのはシャリ27貫に対してネタが圧倒的に足りない点である。最初の段階で薄々には感じていたのだが、握り寿司形式のネタは15貫分、残りの12貫はまぐろたたきとエビマヨで凌ぐしかないわけで……量を見てみると間違いなく足りないわけだ。気持ち的には軍艦用のネタは4貫分ぐらいだ。つまり残り8貫は何かこちらでネタを用意しておくなどする必要がある、納豆とかあればベストかもしれない。無いと画像のように緑色の軍艦や黄色い軍艦が出来上がる事になる。

 他には軽くネタをシャリの上にのせるだけでも案外崩れないもので絶妙な形のシャリだと感心した。ワサビをシャリとネタの間に挟むとより崩れない気がした。

 ネタは無くなってもワサビとガリはめちゃくちゃ残るので最後の2貫はこんな感じになってしまう。是非とも何かしらネタになる食材を用意しておこう。ツナ缶や納豆、生ハムなんかが良いかもしれない

一人で食うには多すぎる

 すき焼きのタレで寿司を食うのが好きなんです。回転寿司屋で13皿ぐらい余裕でしょと思っていたが、実際お店だと1貫ネタだったり脂が多い系のネタだったりと27貫分のシャリを食う事は無い気がする。半分ぐらい食べて冷蔵庫にINした。ちなみにガリの軍艦は美味かった、これはこれでアリである。

 元から寿司として完成しているのをあえてシャリとネタに分離して販売するという平時ではなかなか思いつかない発想のテイクアウト商品ですが、ステイホーム中も遊び心や余裕を忘れてはいけないというくら寿司からのアツイメッセージだと思います。ちなみに持ち帰り注文番号の下4ケタが当たると全部無料になるキャンペーンもやってました、ネットジャンケンバトルといいかなり大盤振る舞いなイメージですね。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」