回転寿司と言えば欠かせないものがいくつかある、粉茶、醤油、ワサビなどの地味ながらも寿司を彩るサブキャラ達だ。そんな中でも卓上で圧倒的な存在感を誇るのが生姜の甘酢漬け「ガリ」である。醤油は各チェーンともに進化してきた、ほとんどが密閉ボトルになり醤油の鮮度を気にするようになった。ガリはどうだろうか、人によっては苦手であったり、そもそも食べないという人も多い。本来ワサビやガリというものは食中毒防止などの殺菌作用を期待して寿司に添えられていたというが最近では生モノもしっかり管理されているし、ガリパワーで防げる程度の食中毒はまず起きないと考えられる。そんなガリ、それでも頑なに卓上から退くことの無いガリ。今日は各チェーンのガリについて記録を残しておきたい。

 もしかしたらすでに「ガリなんてどこも一緒じゃないの?」という疑問を抱いている人もいるかもしれない。もし同じだったらこんな記事を書いていないという点、ブツは同じでも店ごとの管理方法でだいぶ味が変わるという点、辛いガリと辛くないガリがある点などを考慮して是非とも店内ガリ食べ比べをしてほしい。

スシローのガリは「厚い」

 まずはスシローのガリを見てみよう。ガリを気にするようになったのはなんといってもスシローの商品である「ガリジンジャー」(飲み物)だからだ。一発目という事で比較対象が無いがこのガリは大切りで厚切りである。箸休めに食べるというよりは結構本格的に味わえてしまうショウガの甘酢漬けといった感じである。

 食べ応えもあり、そこまで辛くないところも良い。天ぷら商品などと合わせてみるとなかなかにジャンキーな味になるのでおすすめだ。そもそも飲み物として利用するぐらいなので変な臭味も無く食べやすい。

かっぱ寿司のガリは「辛い」

 かっぱ寿司のガリ、見た目などはスシローの物とあまり変わらない気がするのだが少し小さめにカットされている。スシローのように一枚一枚を味わって食べるようなガリとは違い箸休め的なポジションだ。ガリも噛めば噛むほど辛味が出てくる系の食べ物なので後味はかなり辛い。普段の寿司ネタもよりシャープに味わえる気がしてくる。

 かっぱは醤油小皿があるのでそこにストックして寿司にトッピングするという使い方もアリだろう。まぐたく(まぐろたたき+たくわん)がOKならばまぐガリもイケるという寸法だ。マヨネーズも厳密にいえば油の酢漬けなので、ガリも寿司にのせてみると大体合ってしまう。ただ辛い。辛すぎて直後に熱いアガリ(お茶)を飲むと口の中がより熱くなる。

くら寿司のガリは「大根」

 くら寿司は大根。大根ってなんだよ、とツッコミが入れたくなるが大根なのだ。ショウガの甘酢漬けの50%ぐらいが実は大根、というガリなのだ。気づかない内にガリという概念を書き換えられているレベルで大根が入っているのだ。

 左側が大根、右側がショウガである。もちろんこの大根のほうは全く辛くない。大根とショウガをミックスさせたくら寿司スペシャルなガリなので食べた事が無いという人は是非試して欲しい。辛くない大根をミックスさせている事でガリ全体も比較的甘めな設定である。ビッくらポンなどのファミリー向けを考慮してなのか子供でも食べやすい味かと思う。ガリの第一歩という位置付けか、ガリがちょっと苦手……という人も食べてみて欲しい。余談だが、大根部分だけを集めてまぐろたたきに乗せれば他社商品のまぐたくもデキる。

はま寿司、その他のガリ

 はま寿司のガリはかっぱ寿司寄りの大きさで味もそこまで変わらないのかと思っていたが、ショウガ自体の後味に少し臭味があった。材料からして違うのか、行った店舗の保存方法の問題なのかイマイチわからないが他と比べてしまうと味は下と感じる。

 ローカル回転寿司である美原すしバリューのガリ、珍しいピンクショウガのガリである。新生姜を漬けるとピンクになるのでこだわりを感じる。

せっかくなのでガリも楽しもう

 回転寿司の主役とはいえないが改めて見てみると各チェーンで違いのあるガリ。ワサビとはまた違った辛さなので合わせる寿司ネタによっては全く別物に変化する可能性も秘めている。個人的には肉系の寿司にはワサビより相性が良いと思っている。今度くら寿司に行った時は「知ってましたか? くら寿司のガリには大根が含まれているんですよ」と雑学マウントの取り合いをして欲しい。個人的ベストワンはスシローの分厚いガリです。


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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」