回転寿司4社の「あん肝」どこが一番美味いのか?
冬の寿司といえば何を思い浮かべるだろうか、あん肝だ。あん肝はその名の通りあんこうの肝臓、キモという名前から避けている人や食わず嫌いという人を周りによく見かけるが変な臭みもなく濃厚な脂の塊といった感じでゲキ旨なのだ。回転寿司チェーンではしばしばあん肝軍艦という形で提供される。これまた同じ食材でありながら各チェーンで違った見た目をしており、寿司チェーンの特徴が表れる寿司ネタである。
今日は私自身があん肝軍艦を食べ比べて違いやおすすめなどを書き残しておく。海のフォアグラとも呼ばれるあん肝、今年まだ食べてないなぁって人や食べた事ない!って人も是非この記事を読んだ後はあん肝を取って欲しい。調べてみるとトロの2倍量の脂らしく、そりゃ美味いわけだよ~。
スシローのあん肝150円
まずは2019年一番波に乗っているスシローのあん肝軍艦。商品名はシンプルに「あん肝」のみ、値段は150円皿となっている。4社で唯一の150円皿提供になっている。他チェーンのあん肝と比べて色が白いのが見れる。メニュー写真では綺麗にサイの目状に切られているが、実物は少し崩れている。ネギとジュレポン酢のトッピング。味はもちろん濃厚だが、見た目の白さもあってそこまで重たい感じではない。あん肝とよく一緒に出てくる「真鱈白子」と対になったようなメニュー。
はま寿司のあんきも100円
届いたモノが一発勝負、はま寿司のあんきも(全部ひらがな)。価格表記は100円だが、はま寿司は平日90円皿キャンペーンもあるので実質最安値である。見た目的には少し寂しい印象は残る。あん肝はその濃厚さ故にボリュームがありすぎてもシャリとのバランスが悪くなってしまうため、実際にはこれぐらいで丁度いいぐらいである。
というのは建前、せっかく食べるなら「うおぉ、濃厚すぎるぅ」とバランスの悪さを楽しみたいものである。「体に悪い味ィ~」みたいな感想が欲しいわけだ。となると少しはま寿司のあん肝は控えめであるという結論に至る。
かっぱ寿司のあん肝ポン酢ジュレ軍艦100円
かっぱ寿司で特徴的なのはまずメニュー名の長さである。他チェーンがあん肝とかあんきもとか短さを重視していそうな中で「あん肝ポン酢ジュレ軍艦」である。ちょっとリズミカルなのがまた憎い。一品なのに三品ぐらいのネームパワーがある。味ははま寿司と違いがわからないぐらい同じなので、産地も一緒な気がする。ちなみにあん肝は国産が一番高くて、中国産、アメリカ産とランクが下がっていくらしい。
くら寿司のあんきも軍艦100円
最後に紹介する時点で期待度は高い。くら寿司のあんきも軍艦、圧倒的ボリューム感。パッと見て違いといえばネギ、ジュレポン酢というトッピングが全く無いあん肝オンリーな点だろう。逆に考えると他チェーンはポン酢で食べる事を強制されているとも思える。私は臭みの少ないあん肝をポン酢で食べるのがベストだとは思わないので、選べる事は嬉しい点だ。満足感が高い。
他にもペースト状に加工されているという部分もある、もちろんこちらのほうがコストが少なく済みそうなのはわかるのだが同じ大きさの軍艦を埋める場合は量が必要になってくる。くら寿司は惜しみなく軍艦にぶち込んでくるのでブレ次第でははま寿司の倍ぐらいあるあんきも軍艦が出来上がる。ポン酢などのトッピングなく4社のうちでおそらく一番カロリーの高い165kcalも見逃せない点だ。
結局一番美味いあん肝はどこなのか?
順番的にもう私の結論は「くら寿司」に固定されちゃっているんですが、比較的どこで食べてもハズレが無い旬な食材。次点で「スシロー」のあん肝、150円皿でも満足度は高いですね。
おまけ:生あんきも刺し握り、活魚寿司
大阪南部に3店舗ある活魚寿司の生あんきも刺し握り130円。これですよ、犯罪的美味さ。あん肝って少し前に料理で使ったんですが、生でもイケる食材なんですね。ボイルが必須だと思っていました。あん肝の美味さがドストレートに感じられる握り寿司でした。130円でこのサイズ、さらに新鮮でないと生で食べられないらしく活魚寿司ってスゲェなーと思いました。
小林RH
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