すき家の「さんま牛」とかいう間違った方向性
すき家が新メニューを始めたという事で朝から行ってきた。9月の新メニューといえば最近ではアボカド牛丼やきのこペペロンチーノ牛丼であったが、今回は牛丼のトッピングではなく新しいメニューである。「さんま蒲焼き丼」、まぁ考えようによっては牛丼のトッピングメニューともいえる。秋の刀と書いてサンマ、秋を感じられるメニューで期待度は高い。
すき家に入店するも、やはり今日開始のメニューを意気込んて注文してしまうと店員から「お、こいつ新メニュー好きなヤツやんけ」と思われてしまう。なんとか朝定食の顔で入店しつつもメニューのトップを見ながら「へぇ~、こういうのやってるんだ。あ、今日からなの、へぇ~」と声には出さずに雰囲気で表現する。朝定食のページとメニューを何往復もさせ、30秒程度でさんま牛を注文する。これで間違いなく店員の目には”メニューのトップ画に釣られた優柔不断な客”に見えているはずだ。
さすがインパクトがある
注文しといてなんだけど、牛丼とさんまってあんまり合わないんじゃないのかな。さんま蒲焼き丼には大根おろしと山椒が付いてくる、やはりサンマには大根おろしが合う。早速食べてみる。
メニューにも一応小骨に注意してくださいとあるので、気にしながら食べてみるがそこまで骨は気にならない。蒲焼き状態なのでうなぎ丼ぐらい濃いタレなのかと思ったが、そこまで主張が強いタレではなかった。ただ残念ながらサンマの味が薄い気がした。サンマの味と言われてもピンと来ないかもしれないが、あの血の味というか脂の味というか。とりあえず表現しきれないのでGoogleにサンマの味を聞いたら1962年の映画しか出てこなかった。
11月下旬までの期間限定らしいが、もしかしたら10月に食べると味が変わっているかもしれない。
こんな感じで大根おろしが別小鉢で添えられているのが点数が高い。すき屋らしいかなりしっかりした大根おろしなのでこれだけですでに美味い。さんまの臭みを大根おろしで打ち消す感じなのだが、肝心のさんまが全然臭くないので完全に単品大根おろし状態である。そもそも塩焼きなどなら大根おろしと一緒に食べる機会がありそうだが、蒲焼きである。
食べてみた結果、牛丼とは全然合わなかったのでさんまの蒲焼き丼単品がおすすめである。ちなみにこの蒲焼きは単品でも販売しており、2枚の特さんま蒲焼きは690円である。ご飯いらないしビールで一杯という時はこちらがおすすめである。
小林RH
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