ネコを崇めよ:ねこさんはいっぱいいる

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 08/08は世界猫の日だ。猫の日なら2/22なのではと思う方も多いだろうが、2/22は日本のペットフード協会と猫好きの文化人達が決めた日本の猫の日だ。08/08の方は国際動物福祉基金(IFAW)が定めた世界の猫の日である。ちなみにアメリカの猫の日は10/29で、ロシアの猫の日は03/01である。
 世界には沢山の猫の日がある。それだけ人類はネコさんのことが好きだということだ。にゃんにゃんにゃー!ネコさんを崇めよ!

 世界猫の日はイエネコに対して制定されたものだが、今日はイエネコ以外のネコもとても素敵だということを言いたい。

ネコっぽくないネコ、ジャガランディ

 ネコ科なんぞどれも似たような風体をしているだろうという我々の思い込みを打ち破ってくれるのがジャガランディさんだ。
 是非ともジャガランディと画像検索してみてほしい。ジャガランディさんの画像を見た時、一瞬、貴方は奇妙な感覚に囚われるだろう。細長い首と胴体、小さく丸い耳、猫の割に小さな目。ネコと言うよりもどちらかといえばカワウソに似ているのがジャガランディさんだ。
 しかし、ジャガランディさんは明確に猫である。遺伝子上ではピューマに似ているとされる。

 是非とも生で見てみたいと感じさせるジャガランディさんなのだが、現在日本にはいない。過去、東山動物園にいた実績はあるのだが、その個体も亡くなり、あまり有名な動物でないのもあってか、どの動物園も飼育していないようだ。

樹上生活の達人:マーゲイ

 マーゲイさんも是非画像検索してほしいネコ科動物のひとつである。
 マーゲイさんはとにかく目が大きいところが印象的だ。また、イエネコと比べてだいぶ小柄な所もなかなか目を引く。

 というのも、マーゲイさんはつい最近まで樹の上でしか生活してないと思われていたネコ科の中でも樹上生活のスペシャリストなのである。
 樹の上から降りられなくなった子猫という話があるが、マーゲイさんにその心配はまったくない。樹上マスターであるマーゲイさんは足一本で木の枝にしがみついたり、頭を下にして幹を駆け下りることができる。
 マーゲイさんは普通のイエネコと違って足の可動域が広く、そのためにできる芸当である。

 是非とも見てみたいマーゲイさんだが、現在日本にはいない。遺伝子上でも雰囲気でも似通っているオセロットさんはよこはま動物園ズーラシアにいるそうなので、どうしても見たければオセロットさんを見るといいかもしれない。

 我々はネコの下僕である。世界には可愛い猫さんがたくさんいる。沢山のネコさんと出会いたい。ふわふわ。

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阿久野

境界論を主軸に民俗学、錬金術、魔術、宗教学など。 ねこさんを崇めよ。