「SORRY UMAMI IPA」かつおぶしが入ったビールを飲んでみた。
ホームセンターでゴムシートを買う仕事をこなしてコンビニに寄って面白そうな商品が無いかな、と見回っていた。
何故か行き着いた先はアルコール類コーナーである。お酒は苦手なはずなのについついパッケージに魅了されてしまったのだ。
力強い日本画と鰹節っぽい配色、商品名をいくら読んでも「うまみ いぱ」で止まる。「いぱ」ってなんだ。
うまみがいっぱい?って事なのか!わからない、こうなれば買って確かめるしか無い。ポチ!(レジの年齢確認ボタンを押す)
IPAとは
IPAはIPPAIの略では無い。
India Pale Ale(インディア・ペールエール)の頭文字を取ってIPAと呼ばれる、ペールエールのカテゴリーである。
ペールエールよりも少し高いアルコール度数を持つ。このウマミーパはアルコール度数7度である。
アルコール度数が高い、淡い色の結構苦い感じのビールである。
早速飲んでみるぞい
もうかつおぶしの事しか頭に無い状態で、早速空けてグラスに注いでみた。
おぉー、すごいかつおぶし色である。泡立った出汁である。分類は原材料の関係で発泡酒だが、完全にビールである。
築地場外市場並みのかつおぶし臭を期待していたのだが、香りは全くの別物であった。
ものすごくフルーティーな香りである、なんというかかつおぶしどこに行ったの?って感じである。
果実酒のような芳香で一瞬これがビールなのか怪しくなってきたところで一口飲む。
ウワーー苦いィィーー。
ビールなんだから苦いに決まってるだろ、と脳内で自分に突っ込みつつまずはグビグビと飲んでみる。
苦いのが苦手丸出しな私が普段からビールやエールを飲むわけも無く、何と比較すればいいのか悩んでいた。そういえばHUBのエールは飲んだ事があった。HUBのあの超飲みやすいエールと比べると、アルコール度数や苦みの強さもあってか最高に飲みにくいのである。
「飲みごたえがある」と言ったほうが好意的に捉えて貰えるだろうか。
でも面白い事に「旨味」は感じる。旨味などという表現に困る要素が間違いなく感じられる。
この味を例えるならば、飲み会の席で少し残ったビールにかつおぶし香る醤油をぶち込まれたような感覚だ。寄せ鍋の出汁をぶち込まれたような感覚だ。
もろでイノシン酸である。ここまで行くと昆布粉末でもトッピングしたらさらに旨くなるのでは無いかとビールの概念が崩壊してくる。
独特の香りはネコ
この後味とは全く別世界の香りはおそらくコリアンダーシードとオレンジピールであろう。
実はこの二つのスパイスが使われたエールを私は知っている。同じヤッホーブルーイング社が販売しているエールである。
「水曜日のネコ」である。
実はこっちも飲んだ事がある。何が水曜日か確かめたかったのだが結局判明しなかった。イヌは木曜日なのか火曜日なのかを考えていた。
正直な所、水曜日のネコはものすごく飲みやすいので、ウマミーパも軽い口当たりだと思っていた。
ネコにかつおぶしを食わせると強くなる。
料理に使ってもいいですか?
なんというか肉料理に使ってみたい。
しかし、ウマミーパを作った人に若干申し訳なく思ってしまう罪悪感。でもこれで豚バラ肉ブロックを煮たりすると美味そうなのである。
ヤッホーブルーイング http://yohobrewing.com/
小林RH
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