難消化性デキストリンという名の免罪符
私はよく飲み物を買うときに食物繊維入りのものを選ぶ。
「何かよくわからないが、体に良さそう」というだけで選ぶ。ポリデキストロースやグルコマンナンと言われれば、腸にダイレクトに効くイメージなのだ。
ましてやトクホ(特定保健用食品)などと言われれば、それがどんなブツだろうと買ってしまうだろう。
非常にオカルト的な危険性を感じる。なので、今回は「食物繊維」について調べていきたい。
食物繊維には2種類ある
まず食物繊維の効果として注目したいのは、
- 血糖値の急激な上昇を抑える
- ゲル化して余分な脂肪などを吸着して体外に排出する
この2つである。
さらに食物繊維にも「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2つがある。
便秘解消に効くのが不溶性、脂肪が気になるなら水溶性という具合だ。
よく飲み物に入っているは後者の「水溶性食物繊維」である。
あれ、もしかして腸にダイレクトに効くと思っていたのは間違いだった?
不溶性2:水溶性1で摂ろう
どうやら食物繊維の摂取はバランスが大事なようだ。
食物繊維の目標摂取量は、成人男性で19g/、成人女性で17g/日とされている。
これを2:1で考えると飲料から摂るべき水溶性食物繊維は1日6g程度でいいことがわかる。
飲料だけで19g摂ったからOKという事では無さそうだ。
また水溶性食物繊維を摂りすぎると下痢やビタミン、ミネラルなどの排出などあまりよく無い。
バランスよく、足りない不溶性食物繊維はコンブ、ワカメ、ヒジキなど海藻類から摂るのがおすすめだ。
最近よく見かける難消化性デキストリン
オカルト的妄信状態で良いモノだと思っているが実際はどうなのだろうか。
デキストリンはアミラーゼによってマルトースに分解されるが、一部分解しにくい成分があり、これを精製して作られるのが難消化性デキストリンである。
(なるほど、デキストリンの中のよだれに強いエリートか……)
そして、この難消化性デキストリンは「水溶性食物繊維」であり、整腸作用や食後血糖値上昇を抑制する作用があると報告されている。
やったぜ、腸に効くのは間違いじゃなかった。これからも妄信的に飲み続けようと思う。
トクホって高いよね
なんと難消化性デキストリンは単体でも買える。
Amazonなどで400gで800円前後、2kgのもので3500円前後で売っている。
市販の500ml飲料に6g程度が含まれることを考えると、2kgでおよそ330本分、ぜひおすすめしたい。
まとめ
市販飲料から1日分の食物繊維を摂るだけじゃダメなんですね。
これからは不溶性2:水溶性1といったバランスを考えて食物繊維パワーを得ていきたいと思う。
小林RH
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