山陽自動車道の三木サービスエリア(上り線)には世界一忙しいラーメン屋という店がある。姫路からの帰り道たまたま寄ったサービスエリアで見つけたラーメン店、さぞかし行列ができているんだろうと思っていたがよく見ると店舗が見つからない。一体どういう事なのか。

サービスエリアの食事コーナー

 看板を頼りに周りを見渡すとどういう事なのかが見えてきた。このラーメン屋は店ではなくコラボ商品、実物はスナックコーナーフードコートで注文できるというのだ。みんな大好きサービスエリアのフードコートである。人生に1回は夜行バスの休憩15分間にきしめんを食べようとして地獄を見ることになるフードコートだ。

選択肢がラーメン+焼飯しかない

 商品ラインナップは世界一忙しいラーメン850円、世界一忙しいラーメン&焼飯が990円、世界一忙しいラーメン&かつめしが1,580円と、50%ぐらいは焼飯のセットを選ぶのではないだろうか。考え抜かれた価格と並べ方である。ちなみにかつめしのほうも加古川名物元祖かつめしと元祖を語っていてブログでは下手に取り上げづらい所だ。

 案の定一緒に来たメンバーの5人がラーメンと焼飯を注文していた。1人だけ元祖かつめしを注文していたが取り上げづらい所なので見なかった事にした。6人ともラーメンと焼飯を注文していた

全然忙しくない

 どれぐらい忙しいのかワクワクして呼び出されても無いのに厨房の様子を見に行ったのだが全く持って忙しくなかった。忙しくないのに数人で分担してラーメンを作るので出来上がるのがむちゃくちゃ早いという、そもそも「世界一忙しい」というのは忙しさではなくて何かをたとえている言葉なのではないかとすら考え始める。メンマとチャーシューとスープが忙しい感じに組み合わさっているというか、違うか。

味はどうなのか

 サービスエリアのフードコートだし……と期待していなかったのだが、思っているよりも正統派なラーメンが出てきてちょっとびっくりした。差額140円の焼飯もなかなかに本格的である。

 醤油スープの本格的なラーメンといった所か、麺の太さもちょうどいい感じ。特筆して美味い部分を挙げろと言われれば無い。全体的にまとまっていて不味い部分が無い、この短所が見当たらないのが長所といった感じの美味さなのでジャンキー好きには少し物足りないかもしれない。メンマはデカくて美味い、チャーシューもすごい特徴があるのだが、全てバランスが取れているせいで突出しているわけではないのだ……。

人類みな麺類のブランド

 帰り道も何がどう忙しかったのか最後までわからなかったが、調べてみるとどうやらこのコラボ元である「人類みな麺類」のブランドの中に「世界一暇なラーメン屋」というのがあると知った。世界一忙しいラーメン屋もその系譜で名付けられたのだろう。

 大阪に住んでいると、くそオヤジ最後のひとふり、担担麺の掟を破る者、などの店名は聞いたことあるかもしれないが全部この人類みな麺類のブランドである。微妙にタイトルのインパクトで勝負している感が高いが、どこも結構な人気店というから味は本物なのだろう。味が美味いのか宣伝が上手いのか、またしても悩むラーメン屋であるのは間違いない。


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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」