スシロー「悪魔でもお寿司」で6日間の全力決戦に突入する

 スシローが新年度一発目のフェアを開始した。平成最後の大放出、6日間の全力決戦と称して決戦を仕掛けてきた形だ。どこに対して全力決戦なのかは定かではないが、スシローからはなにやら本気を感じる。久しぶりの新メニューという事もあり、王道で攻めるスシローからも変わったメニューが出ているといった所だ。注目したいのは「悪魔でもお寿司」という名前だけでは想像も付かない寿司、掛けるソースを主体とした「黄身醤油」「新玉葱ソース」「韓国風ニラだれ」などの創作寿司、コスパを求めるスシ郎達に送る「えびネタ3貫100円」と新しく登場した寿司を食べるだけでお腹いっぱいになるほどである。

ソース系の創作寿司

 まずはしらす納豆黄身醤油軍艦。8文字も漢字が並ぶ超必殺技感を出しているレアな組み合わせの軍艦である。最近回転寿司で一発目から納豆巻きや納豆軍艦を食べるのにハマっている。海苔とシャリと納豆とわさびと醤油を一口で味わえるなんて完成されすぎている……と感動するムーブに「しらす」が追加され、今までは諦めていた卵黄っぽいソースまで付いてくるのだ。これでお値段変わらず100円皿となればこれは注文必至だろう。納豆の味はそこそこ強いのでしらすの味はそこまで感じられなかった。納豆の無い、釜揚げしらすの黄身醤油がけもあるのでそっちにしておこう。

 韓国風ピリっとろまぐろ。上にかかっているのは食べるラー油のようだが、新しいニラだれである。下に少しとろろ芋があるのがポイントだ。こういう見た目にありがちな味かと思いきや、確かに新しい味であった。どちらかというとラーメンに入れるニラだれのような味

 ジャンボとろサーモンの新玉葱ソース。普段ならスルーしがちな創作寿司なのだが、何故か今回はチョイスしてしまった。見た目は大根おろしなので、味の想像も大根おろしを考えながら食べた。が、新玉葱ソースは全く違った味を提供してくれた。恐ろしくサーモンに合うのだ。そういえばオニオンサーモンみたいな寿司ネタもあるので実は玉葱とサーモンって相性がいいのでは無いだろうか。サーモン以外にもカツオに使った寿司もあるので次行った時に食べておこう。

悪魔でもお寿司

 Osushi despite Devil。事前知識が必要なタイプの寿司ネタである。「スシローもやっちゃいました」というPOPから、以前よりある悪魔概念が無いとどういった寿司なのか分かりづらいヤツである。ここでいう悪魔とは見た目からもお気づきの通り、地上波TV番組での紹介から某コンビニでの発売に至り、SNSでヒットしたあの悪魔である。

 元ネタは天かす、天つゆ、青のりを混ぜ合わせたご飯のおにぎり(たぬきうどんおにぎりが発祥らしく某コンビニのパッケージにはタヌキが載っている)なのだが、スシローはさらにそれをシャリでやってのけている。見た目的にもこれは寿司なのかどうか怪しい部類なのだが、味はしっかりしている。何よりも普段シャリマシーンから出てくる機械的にふんわりしたシャリと比べると明らかに人の手を感じる事のできる、つまり握りを感じる事ができるのだ。画期的である。

 酢飯と天かすの相性は抜群なのだが、ついつい魔が差してこのカタマリを湯のみにぶち込み、わさびと少々のお茶粉をかけてお湯を注ぎそうになる。きっと美味しいお茶漬けができるはずだ。うーん、やりたい。茶碗蒸しの容器とかぴったりですよね、何かもう一つ素材を追加して180円で悪魔茶漬けセット販売とかお願いしますスシローさん。

茄子としらすのペペロン風まぜそば

 サイドメニューもなかなか攻めたものが販売されていた。ペペロン風まぜそば、という商品名だ。調べてみるとペペロンチーノとは唐辛子の意味であり、正式名称はアーリオ(にんにく)・オーリオ(あぶら)・ペペロンチーノ(唐辛子)という超簡単な材料だけで作ることのできるパスタであり、通称「絶望のパスタ」とまで呼ばれているらしい。

 へぇ、おもしろそうじゃんと注文してみるもペペロン要素がどこにも無いのである。絶望のパスタというわりには茄子もハムもしらすも美味そうであり全くもって希望しか見えてこないわけだ。もしかしたらペペロンをペペロンチーノと深読みしてしまったのが間違いかもしれない。ペペロンチーノをさらに細かく見てみるとペペローネとチーノが合わさった単語である。ペペローネ部分だけでパプリカなどの部類であり、深く考えてもなかなか答えが見つからない。おそらくペペロンとはスシロー語で希望を意味する

6日間×2回

 4月10日~4月23日までの12日間のみのフェアなので早めに行っておこう。次は24日~の肉フェアらしいですよ。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」