アイスの実と氷河期を生きた森林
アイスの実といえばアイスの木から取れることはご存知な方は多いと思う。このアイスの木は歴史を遡ることおよそ1万年、最後の氷河期時代に生まれたとされる。
専門家の間では主に地中の果汁や抹茶、カフェオレなどを根から吸い取って実をつける樹木だという見解が多い。
日本では1986年に江崎グリコが研究の末、このアイスの木を日本の気候でも育てれるようにと巨大冷蔵施設を建造したことによって流通が始まった。
今日はたまたまコンビニで食べたアイスの実(白いカフェオレ味)が美味かったのでもっと調べていきたい。
アイスの森
一度でも口にした事のある方は分かっていると思うが、アイスの実というのは果汁などを冷やして固めるだけではできない。
アイスの種(Ice Seed) < 【アイスの実(Ice Fruit)】 < アイスの木(Ice Tree) < アイスの森(Ice Forest)
といった一番美味しい部分をパッケージングしている。
ここで誤解が無いように先に説明しておくが、アイスの実というのは実際は果実の部分ではないのだ。
氷河期時代には今とは自然形態も違っていた、通常の森林はその氷河時代ゆえに滅んでいたという。現存する氷河期以前の森林といえば地下森林や、マデイラ周辺のラウリシルヴァなどである。
アイスの木はその特殊な進化から、氷河期が終わるとそれ以降の気候には適さずに自然と減っていった。減っていったというよりも進化していったと言うべきか。進化の過程でアイスの実をつける機能は次第に無くなっていった。
実のでき方
果実では無いとしたが、それは何故か。
アイスの実を実際に口にすると、薄い氷の膜が感じられる。これは専門的にアイシング・ピール(Ice’n Peel)と呼ばれる現象なのだ、実際には皮ではない。
アイスの実とは樹木表皮から溢れ出した樹液が外気温によって冷却されて固まった物なのである。
これはアイスの木が寒さから身を守るために行う発汗作用、つまり樹木全体を樹液でコーティングするための作用なのだ。
この樹液は地中の果汁やカフェオレを存分に含む、これによってできたアイスの実はまだ未完成であり、これに大気中の水分が薄く膜を張ることにより完成するのだ。
ある一定のアイシング・ピール現象が起きるとアイスの実は樹皮から地表に落ちる、これにより樹木自体が凍り付いて呼吸ができなくなる事を回避する。
人類の祖先もこれを食べていたのだろうか。アイスの実には神秘を感じる。
(ここまでフィクション)
アイスの実の種類
現在グリコが販売しているアイスの実はレギュラー販売されているもので「ぶどう」「みかん」の2種類が有名だ。
期間限定で面白い味がたくさん出ているので、アイスの実にこの2つのイメージしか無い人は損をしている、カフェオレは美味かった。
今までに販売されたものを調べておいたが、非常に多く全てを網羅することはできなかった。
【果汁系】
- キウイ
- 梨
- もも
- アサイー&グレープ
- マンゴー
- メロン
- パインアップル
- シチリアレモン
- 赤りんご&青りんご
- マスカット
- 100%果汁巨峰
【スイーツ系】
- カフェオレ
- 白いカフェオレ
- 大人の苺
- 大人のショコラ
- 大人のカフェモカ
- 抹茶ミルク
- 抹茶オレ
- 完熟バナナ
- ヨーグルトテイスト
- 朝食りんごヨーグルト
- クールサイダー
様々な種類があるが、特定のコンビニ限定であったり期間限定であるため、全てを味わうのは難しい。そんなレア要素も高いアイスの実なのだ。
2009年にパッケージが食べやすいように変更された後からは売り上げも伸びている。
過去には亜種としてアイスの実グミなどと言うものも売られていたらしい。もはやアイスではない。
アイスの実をソーダにぶち込むアイスの実ソーダというのが実に美味そうなのでぜひとも白いカフェオレをぶち込もう。
小林RH
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