服部緑地のプールで冬季限定で釣りができるので行ってきた

 もう大阪も寒くなって太刀魚も厳しいかなぁ、なんて思っている12月。友人から釣りに誘われた、きっと船で黒潮海流がある所まで連れていかれるんだと覚悟していたのだが、どうやら釣り場は服部緑地だと言う。

 張られた謎のURLを確認してみると服部緑地ウォーターランド フィッシングパークなるものがオープンしていた。簡単に説明すると公園内の夏場はプールとして使われている場所で釣りができるという事だ。一番最初聞いた時は25mプールに机や椅子を沈めてバスを放流している、どこかで見た漫画の光景である。実際は結構ガチめな管理釣り場というジャンルであった。

 営業期間は11月20日~3月末頃まで、毎日8時~16時オープンとなっている。実際の服部緑地ウォーターランドの場所は緑地公園駅から徒歩15分ほどかかるので注意が必要だ。というわけでここからは実際に行ってきた内容を書き残しておく。

管理釣り場自体が初チャレンジ

 釣りジャンルの中でも管釣りと呼ばれるジャンル、エリアとかそういう感じの呼び方もある。普段は海に向けてメタルジグを投げまくっている私には恐らく生涯触れる事の無いジャンルかと思っていたが、案外簡単にその機会が回っていた感じだ。

 管理釣り場でルアーというと基本はスプーンと呼ばれるヒラヒラした軽い金属片みたいなので釣るわけだが、服部緑地フィッシングパークではバーブレスの1本針というルールがある。バーブレスというのはカエシが無い釣り針で、なおかつ1本針となるとなかなか難易度が高い。

 いきつけのフィッシングエイトでペレット色(茶色っぽい色)のスプーン1.8gを購入していざ服部緑地に向かった。

貸出品があるので装備品は少なくても大丈夫

 今回はお昼の12時から入るために午後券(2,500円)を購入。入口には貸出品として色々置いてあったのでランディングネットと魚籠を持っていこう。やはりバーブレスとなるとランディングネットの使い方も重要になってくると感じた。

 レンタルも充実している、またスプーンや釣り具に関しても入口にたくさん販売していたので手ぶらで大丈夫というのは本当のようだ

 こういう手洗い用の石けんが用意されているのはナイスである。

まずはなぎさプール(ルアー専用エリア)

 大物も狙える本格的なエリア、という事でまずはなぎさプールエリアに向かった。ここは大きな池という感じである。プールといった面影はほとんど無く、荒廃した世界のプールに魚が住み着いた感じのロケーションである。丸いので全面釣り座として狙えるかと思っていたが、手前側は浅瀬になっているのでちょっと難しいかなと感じた。

 サイドのどこかに入るしか無いが、いつもの釣り場と同じように結構周りを気にしながら適当なスペースに入ろう。プールサイドに魚籠を取り付ける金具があるのでその間隔を目安に入るといいだろう。窮屈な所に入ってもキャストするのに神経を使うだけである。

 初スプーンのキャストである。感覚はジグ単のワームを投げているような感じで普段からアジングなどをやっていると違和感無く投げる事ができる。とにかく基本は一定の深さをキープしてただ引いてくるだけらしいのだが、これが本当にできているのかわからないまま何のアタリも無くやり続けなければならない。難しい……

 10投ぐらいした所で急にバイトが来る! 急に来たので全くアワセられなかったが、掛かっているようだ。慎重にリールを巻いていくも途中でバレてしまう。そうだったバーブレスだから慎重に行き過ぎてもダメなのか…… しかし魚が食ってきた事でやる気が出てきた。やり方が合っていても魚の索敵範囲に入らなければ正解がわからないというのが釣りである。

流水プールも見に行ってみる

 流水プールゾーンはエサ釣り、ルアー釣り、フライテンカラとエリアが分かれている。エサ釣りはレンタル専用なので注意したい。誘ってくれたS氏はこちらの流水プールでルアー釣りをしているようだ。スプーンでは無くペレット色のクネクネするルアーですでに3匹釣っていた。

 流水プールはある程度透明度があるので魚が居るかどうかよく見える。プールの内側には行けないので流水プールの外側が釣り座になってくる。魚が見える分、確実に居ないのもわかる時があるのでなぎさプールと比べてどちらが難易度が高いかはわからなかった。S氏は結構釣っていたので流水プールのほうが釣れるのかもしれない。ちなみにフライフィッシングをやっていた人たちはむちゃくちゃ釣っていた。

激甘のお子様おすすめエリア

 お子様エリアみたいなのが中央にあるのだが、どうしても釣れないという事で一緒に行った2人がスタッフからここでの釣りを許されていた。小さい池に大量に魚がいるわけで、もはやこれはボーナスステージ状態であった。1時間やってバイトが3回だった私は早々に彼ら2人のサポート役に回る事にし、両手にランディングネットを持って魚を獲るマシーンと化した。

 あんなに苦戦した魚がバンバンと釣れる。この服部緑地フィッシングパークでは釣った魚を午後券ならば10匹持ち帰れるのだ、4人で行ったので最高40匹持ち帰れるという事でもはや釣りを楽しんでいるのか魚を池から魚籠に移す作業をしているのかわからなくなってくるぐらい釣れる。

 40㎝ぐらいあるニジマスも釣れる。ニジマスつかみ取りしかイメージが無かったので普通にびっくりした。

まとめ

 最終的な釣果である。エサ釣り最強な気がしてくるが、ルアーでも釣れている。一度キープした魚は持ち帰らないといけないので、持ち帰らない場合は優しくリリースしてあげよう。川魚の調理法は海の魚と違いちょっと難しいので初めてでこの量はかなり大変だった。自身の調理スキルも見極めて持ち帰るか考えよう。

 ニジマス、アマゴ、イワナ、ブラウントラウトの4種類が居るらしいが、釣れたのはおそらくニジマスとアマゴの2種類だった気がする。

 記念のムニエル。とにかく火を通して食うのを忘れずに…… ニジマスは下処理と塩の使い方が全てだと感じた。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」