黒歴史から何も学ばない日清「どん兵衛とまとうどん」
コンビニの新商品でスルーしていてもQ太郎氏が何故か購入してきてしまうヤバそうな商品たち、今日も朝からコンビニで見かけて総スルーしていた「どん兵衛とまとうどん」が「買っといたで」という一言と共に渡される。どう考えても黒歴史になるのは確定している。最近ではやっとトマトラーメンやトマト冷麺などさっぱりとしつつ酸味などを活かした麺類は増えているが、温かいうどんというのはなかなかレアである。そもそもの存在すらレアなのにそれをインスタントカップ麺で登場させる日清はかなり攻めている。
もう買ってしまったものは仕方ない、食べるしかない。全くトマトの気分じゃない自分をなんとかトマトの気分にさせるために陽気な音楽を脳内で再生したり、ピザポテトのパッケージを眺めたりする。開封する頃には好奇心的にどんな味なのか(どんな不味さか)が気になってきたので、あまり先入観を持たずに作っていこう。
メインの具が無いパターン
フタを開けると乾燥しきったトマトと薄アゲが入っている以外はこの黒い小袋に入った特製トマトペーストだけである。つまり例の天茶と同じくメインの具がほぼ無いシリーズのどん兵衛である。この申し訳程度に入れられた乾燥トマト片がメインである。
フタの上で温めたうどんに入れるとは思えないこのトマトペーストはどうやらカゴメが協力しているらしい、うむケチャップなのでは・・・?
合うと言い聞かせる
ほぼケチャップみたいなペーストが何も味のついていないうどんに注がれる。思わず「うわぁ」と声が出てしまうビジュアルである。しかしながら予想外にこのペーストの匂いがうどんだしなのだ、ケチャップとめんつゆを混ぜたような物体である。混ぜてみるといい具合に確かにうどんになってきた、だしもそこまで赤くならない。
見た目も大事だが、そろそろ味を確認していこう。
トマトの酸味がほのかに効いている程度で他のトマト系ラーメンと違いそこまで主張していない。普段のどん兵衛きつねにトマトジュースを入れたような味というのが一番ベストだろうか。ふわふわした食感のどん兵衛麺との相性は正直な所、微妙である。というか黒歴史シリーズの失敗要素をふんだんに盛り込みすぎて心配になってくる。もしこれが空前絶後の大ヒットを記録するならば世間とのズレを改めていきたい。
小林RH
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