スシローとかっぱ寿司のデザートバトル再び「プリンどら焼き」編

 以前バレンタインにチョコスイーツを出してバトルをしていたスシローとかっぱ寿司(スシローとかっぱ寿司の本気チョコ2つを比べてみた)。2019年4月10日という同じ日付から始まったメニューにはほとんど同じコンセプトのデザートメニューが追加されていた。これは両方とも一歩も引かない構えである。ブロガーはすぐに比べたり対立煽りをしたがるので早速2つの新メニューを食べ比べてきたわけだ。

 そのデザートのコンセプトとは「プリン」+「どら焼き」である。プリンとどら焼きはそう簡単に被らないのでどちらかが被せてきた可能性が高い。しかし、発売日は同時期!よって判定はもはや味の一本勝負といった所だ。ちなみにスシロー版は230円、かっぱ寿司版は200円と少し値段に差があるのでその点も含めての判断になる。それでは食べてみよう。

スシロー「とろっとプリンどら焼き」

 230円。基本的に皿の種類で値段を計算する回転寿司だが、珍しく端数である230円という数字を出してきた(スシローは230円皿というのが無い)。故にこの黒色皿が会計の際に計測が面倒臭いことになっていた。安易に280円や250円(100円皿と150円皿での2皿提供)などにせず、値段を抑えていると考えれば実に高評価であり本気度が伺えるわけだ。何よりこの値段でイチゴが1個乗っているとなると視覚的アドバンテージもデカいだろう。

 さて、プリンから見ていこう。スシローで一番美味いデザートメニューは何かと言われると100円で販売しているニワトリの絵が描いたプリンと答える人も多いだろう。このプリン、100円で個別包装だし……と過少評価する人も多いが中身はかなり美味い。よくある玉子やゼラチンで適当に固めたケミカルなプリンというよりは、もっとクリーム寄りのプディングである。そんな隠れた人気メニューのプリンをまるまる1個どら焼きの皮の上に乗せたのがとろっとプリンどら焼きである。よく見ると名前は足しただけだった。

 イチゴを反対向きに刺して耐久度を見てみるもしっかりとハマってくれた。上部分が細い円柱状のプリンがイチゴの体積によって綺麗な円柱になり、どら焼きとして蓋をしてもそのインパクトが感じられる。残念ながら手で持って食べようとすると明らかに崩壊しそうなのでスプーンで食べる事にした。とろっとプリンがなまじ単体100円で売っているせいで、このどら焼き皮とイチゴが130円と考えてしまいがちだ。どら皮も固さがあるタイプで食べ応えがあった。カラメルソースとどら皮の相性も良く、満足度はかなり高い。

かっぱ寿司「生どらプリン」

 200円。かっぱ寿司のスイーツは隠れた人気があり、店内手作りのプレミアムプリン、話題にはならないが確かに美味いクレームダンジュ、最近ハマっているベイクドチーズケーキなど。この生どらプリンにはもちろん店内手作りのプレミアムプリンが使われている。しかし、残念ながらスシローのようなインパクトのあるプリンの量では無かった。少し崩れたプリンが入っているが、プリンの周りには生クリームで流れ出ないようにガードされている。

 こちらの生どらプリンは手で持って食べる事を想定されており、一番最初の画像のように小袋に包まれての提供となる。確かにどら焼きと言えばこういう風に食べるイメージではあるが、単品では美味しいプリンが完全に生クリームの味に押されているといった感じが否めなかった。かっぱ寿司の生どらはもう一つラインナップがあり「生どら小豆黒蜜」というのも用意されていた。

 どら皮はパンケーキのような味わいで、どら焼きというよりはもはやプリンと生クリームのミニパンケーキ挟みといった感じである。スシローのどら皮よりも柔らかかった。これが生パワーだろうか。

総合的に見るとスシローか

 どら焼き+プリンという戦いでみるとスシローの勝ちに1票を入れたい。どら焼きは手で持って食べるものという概念を崩すかのような高さのプリン、さらにその上にはイチゴを乗せてどら焼きの皮を横に置くという魅せ方。食べた後の満足感などは完全にスシローのほうが上だった。おそらくプリン同士の対決ならばかっぱ寿司に軍配が上がっていたと思うが、そこから発展したメニューとなると違った感想になるのは面白い。

 そういえば最近かっぱ寿司がスイーツメニューを「かっぱ寿司のごちCafe Menu」というように力を入れてきているみたいなので、スシローCafe部との全面抗争をこれからも見守っていきたいと思う。かっぱ寿司は食べ放題の際に導入したドリンクバー(200円)があるのでアイドルタイムにカフェ的使用をもっと広めればウケると思う。どうしても回転寿司って待ちが多くゆっくりできない場所のイメージが強いので、こんな使い方もありだよ~みたいなのをガンガン出せばみんなもっと寿司を食うだろう。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」