3年ぐらい吉野家を絶っていたが、朝食「豆腐ぶっかけ飯」が美味いらしく行ってきた。
あれは3年ぐらい前だっただろうか、吉野家の牛丼に不満を持ちつつも帰り道にあった吉野家に寄った時であった。「アタマの大盛」と呼ばれる肉が多くてご飯が少ない牛丼を注文した時だ。
まさかの牛肉が2枚、残りがタマネギというなかなかビジュアル的にもやばい牛丼が到着した。多分分量は間違ってないのだろう。牛丼と言っても肉の量とタマネギの量が厳密に決められているわけではない。
その当時、前々から吉野家の牛丼の肉の量には若干の不満があったのだが、この牛肉2枚事件をきっかけに吉野家に行かずなか卯に鞍替えをしたのだ。
(略)というわけで、3年ぶりに吉野家に行く事にしたのだ。その理由は「豆腐ぶっかけ飯」である。うまい。
吉野家の定食の思い出
吉絶ち(吉野家を食べないで過ごす事)をする前と言えば学生時代の吉野家の思い出が大きい。中学生ぐらいの時だろうか、吉野家で「牛鮭定食」を食べる事がカッコイイと勘違いしている時期があった。
「ギュウシャケ」とだけ注文し、定食についてくるご飯に紅ショウガを乗せまくって食べる。これが通の食べ方だと勘違いしていたし、牛丼は絶対に「ツユダク・ギョク」と頼んだり今考えるとなかなかの中二病である。
すき家やなか卯、松屋などの豊富なメニュー戦略でどんどん影が薄くなっていき帰り道にあっても寄らなくなってしまった。昔は牛丼と言えば「やっぱり吉野家の”味”には……」と一つの基準でもあったのに。
唐突な豆腐ぶっかけ飯
ある日、朝食にある「豆腐ぶっかけ飯~鯛だし味~」が私好みの商品だという噂を聞いたのだ。味噌汁、玉子焼き、豆腐ぶっかけ飯。写真ではわかりにくいので、こうなりゃと吉野家に行く事にした。
久しぶりの吉野家はカウンターにコールスローサラダやお新香が置いていないし、ハンディを使って注文を取るし、テーブル席もカウンターに直結していない!すごい進化してる!
天かすという最高のトッピング
豆腐は賽の目状に切られており、天かす、かつおぶし、ねぎがかけられている。
鯛だし味がどこに隠されているのかわからないが、ほのかに美味い。きっとダシがかけられている。
私はもっと豆腐がグチャグチャになったものを想像していた(すき家で健康セットを注文し、豆腐だけを混ぜてご飯にかけるみたいな)のだが、思っていたよりも綺麗な丼モノが出てきてびっくりした。
醤油を少量回しかけると絶妙に美味い。もうちょっとお茶漬け風かと思ったが、普通に丼飯であった。
玉子焼きは砂糖を使った甘いタイプである。
牛丼ではないがこれはいける
吉野家はあんまりこういったジャンキーなものをCMしたりしていないのが良い。小鉢メニューにはネギ玉やチーズなどもあるが、あえてチーズ牛丼などを前面に出していない。いい感じに通っぽさを味わえる。
もちろん朝食なので朝の時間だったのだが、カウンターの前に座った人が「牛鍋膳肉2倍盛りと牛皿1枚!」と注文していた、本物の通とはこういうヤツなのだと感じた。
小林RH
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