バレンタインは明星一平ちゃんチョコソース味を送っておけば良いという風潮
一平ちゃんショートケーキ味をなんとか回避していたのだが、この度知人から送られてきたので強制的に食べてみる事になった「一平ちゃん夜店の焼きそばチョコソース味」夜店でこんなものを出してるとまず売れない。
バレンタインシーズン用の期間限定味なので今しか味わえないのだが、最近このカップ焼きそばジャンルは無駄に攻めすぎている。パクチーだとかショートケーキだとか、ほとんど最後には超セール品として格安で売られるのがオチである。最近では近所の小売店もそれに気づいてきたのか身近な所では手に入らない具合である。
普通の焼きそばに適当にチョコソースをかけているだけだと思っていたが、どうやら違うようだ。食べてみると最初の想像以上に作りこまれた商品であった。
是非ともこの記事を読んだら、自分ではなかなか購入に踏み切れない人たちに送りつけてあげよう。後述するが、なんとバレンタイン用に包装にも工夫がしてあるのだ。今年は一平ちゃんで愛を伝えるのも悪くない。
麺もなんとなくチョコ
中身は焼きそばソース、チョコソース、あとのせサクサク謎チョコキューブの3つ。麺が茶色なのでおそらくチョコを練りこんでいるっぽい雰囲気が感じられる。この時点で特にチョコ臭はしない。
お湯を入れて3分待つのだが、チョコ臭はしない。待っている間このチョコソースをフタの上で温めたほうがいいのかな、などと考えていた。いい具合に茹で上がった麺を湯切りする、焼きそばの焼き要素はやはり無い。
ゆで上がった麺に焼きそばソースを絡めるが、もうこの焼きそばソースがチョコソースである。バターのような香りがしてくるのでもうこの時点でチョコソース焼きそばであるのだ。別添えのチョコソースはほとんど飾りであるが、焼きそばソースよりも粘度が高いためよく混ざりきらない。私はこの混ざりきらない味がまばらな状態こそが料理の理想だと美味しんぼで教わったので、チョコソースのほうはあえて混ぜすぎずに濃い部分を残しておいた。
容器には意味がある
やはりこのカップで写真を撮ると見た目的にチョコ感が伝わらないかな?なんて思って白い皿に移してみた。
食べる前に気づいたのだがキャベツなどの具材は入っていないのでまだまだ食べれる感じである。麺と言えども小麦粉で出来ているので実際これはケーキである。なんだったら特殊な生地の創作ケーキだと考えれば納得がいく。最後にかけたサクサク謎キューブも色のせいで見た目に変化なしである。
一口食べて私はミスに気付いた。
やはりカップ焼きそばはあの容器に入れて食べるべきである。ゆで上がった麺は撮影中に圧倒的冬の寒さに負けていた。恐らく皿自体の冷たさも影響しているのだろう、とにかく冷たい。実質ケーキだし冷たくてもいけるかもなんて思ったが全くいけない。カップ焼きそばは寿命が短い。
味の感想はここで述べすぎると犠牲者が減りそうなので詳しくは書かない。私は自発的に2つ目を食べる事は無いだろう……
義理チョコに便利である
パッケージの横にバレンタイン用のチェック部分と名前欄が用意されている。この義理チョコ部分をチェックするだけでメッセージすら書かずに済む、便利。乱雑。
「年々お返し期待しちゃうなぁ」にチェックを入れてきたヤツのお返し用に、是非とも明星様には「マシュマロ焼きそば」や「わたがし焼きそば」などといった罰ゲームお返しを合法的に送れる商品開発を期待しちゃうなぁ。
小林RH
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