くら寿司の没メニュー「茶碗蒸しリゾット」は新感覚である
カンテレのTV番組「有吉弘行のダレトク!?」でくら寿司の登場していた。内容的にはくら寿司の没メニューに関するコーナーであった、紹介された没メニューは5種類。どれもくら寿司信者にとっては美味そうである。なんとくら寿司では年間3000種類の没メニューがあるらしい! 今回は番組の企画でこの5種類から1品が限定的に復活するという事なので、金曜日でも無いのにくら寿司に行ってきたわけである!
紹介された没メニューは5種類
酔っ払いエビ寿司。活きたエビを紹興酒に漬け込んで食べる中華料理「酔蝦(ツェイシア)」を寿司にしたものである。没になった理由は酔蝦自体に活きているエビであるという概念があるので、それこそ活きたままのエビをレーンに流すぐらいのぶっ飛んだアイディアのほうが良かったから、というもの。活きていたらOKなのか……
びんちょうまぐろのTKG。炙りびんちょうまぐろに2種類の固さの違う温泉玉子を出汁で溶いたものをかけて、最後にいくらをトッピングするというもの。没になった理由は綺麗に盛り付けることが不可能に近いといった感じである。海鮮ユッケを納豆巻きを付けて食べている私にとっては全然綺麗である。
きつねうどん風握り。いなり寿司とはまた違った、うどんに入ってそうな大きなアゲにうどん出汁のジュレをのせた汁気がすごそうな寿司である。没理由を述べるまでもなく食べづらそうであり、スタジオで実食している時もすごく汁気が気になっていた。
焦がし〆サバ。注目すべきは揚げたシャリである。没メニューにならなければス〇ローの鯖カレーつけ麺より先に揚げシャリの概念を世に出す事ができたかもしれない。話によるとこの揚げシャリメニューはアメリカのくら寿司では人気らしく10年前からあるとの事。
復活した没メニューは「茶碗蒸しリゾット」
という事で復活したメニューを食べに行こう。なんと4日間限定らしくなかなかレアである。ちょっとワケあって遠いくら寿司に来たのだが受付機が進化しており、人数を入れるとそのまま自動的に席の番号が出てきて席に案内される。人件費の節約、ロボットによる労働力の置き換え、AIによる自動選択寿司、シンギュラリティ。
茶碗蒸しリゾットである。茶碗蒸しの中にシャリとチーズをぶち込んで作り上げた逸品。さすがにそう簡単に思いつけない商品案である。くら寿司好きーの皆さんも新商品を当てるゲームはもちろんやった事があると思うが、茶碗蒸しにシャリを入れる所まで行き着いた方は何人いるだろうか。そんなぶっとんだメニューが期間限定で食べれるというのだがらくら寿司はスゴイ。
ちなみに味のほうがこれまたすごい。ネタ商品かと思いきやくら寿司の中では今までにないチーズの味わいで、なおかつグラタンだとかドリアだとかそういう方向性ではなく「チーズを使ったお粥」寄りの和風な味である。
没になった表向きの理由は「通常の茶碗蒸しと茶碗蒸しリゾットの区別が付きづらく提供を間違える可能性があるため」だというが、コーナー後半には「社長がチーズ嫌い」というネタばらしをしていた。売れ行き次第ではチーズ系商品のさらなる登場が期待できるかもしれない、でも販売期間ほとんど平日ですよ!!
小林RH
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