思わず写真を撮りたくなるスシローてんこ盛り寿司

 2019年の創業祭が終わり、鬼のようなコスパだった3貫盛りが無くなった。3貫盛り祭りでは安さを追求しすぎておそらく客単価が下がったんじゃないだろうか。私も何回か行ったのだが普段の2分の1ぐらいしか使わないという事態だった。そんなスシローが次のフェアで目指しているのはてんこ盛り感。てんこ盛り祭り自体は過去にもあったのだが、今回のてんこ盛りは明らかに狙ってきている。インスタ映えをっ! 

 といっても寿司を食べに行っているのか寿司の写真を撮りに行っているのかわからない私のようなタイプにはもってこいというわけだ。先に書いておくが正直てんこ盛り寿司はとにかくバランスが悪い、寿司というよりは刺身を食べているようだった。シャリに対してネタが小さいと損した気分になるが、大きすぎると良いというわけでもない。なんとも言えない気持ちにさせてくれるフェアだった。

海鮮5種!てんこ盛りちらし

 300円1貫と考えると超高価に感じるが、5種で300円と考えるとなかなかコスパも良いのではないだろうか。とにかくシャリに対してネタを乗せまくっている。スシローは少し前からチラシ寿司スタイルのネタを用意しているのだが、あんまり浸透度が無い。どうしても握り寿司とチラシ寿司を比べてしまうと、握り寿司のほうが高価と感じてしまうからだろう。

 チラシと銘打っているが正直これは海鮮丼である。圧倒的にシャリが少ない海鮮丼だ。寿司とは不思議なものでシャリと一緒に食べる時の味と、刺身単体で食べる時の味は全く違う。この海鮮てんこ盛りちらしはどうやっても上の部分を刺身で食べていくことになる、刺身3種とまぐろたたき握りみたいな構成になってしまう。

うなぎと穴子の山盛りちらし

 ウナギと穴子を両方同時にいただけるのはなかなか珍しい。この2人はどちらかというとライバル的な存在で、回転寿司界隈でもうなぎ派と穴子派に分かれるぐらいである。そんな2人を劇的にくっつけたのがとろろである。普段ならばどちらが上か下かで揉めそうなうなぎ穴子の接着剤として、文字通りくっつけることに成功している。とりあえず一気に食べるとどっちの味もボヤけるというなんともいえない寿司。これは別々に注文するほうがいい典型例である。

爆盛りびんとろ

 ずっと言ってるけどビントロって安いくせに結構他にない歯ごたえだし味も良いし将来高級魚扱いになるんじゃないのって思い続けて10年ぐらい経ちました。爆盛りびんとろ1貫150円でちょっと高いかなって思ったけど、よく見ると3貫分のネタがのっているので実はシャリが無いだけでそんなに悪くないのではと感じた。それでも最初に感じた1貫150円という壁は直観的に感じ取れるお得感ではない。

 爆盛りというが結局上のビントロ刺身を2回食べた後にビントロ1貫を食べるという謎のムーブになってしまうため、普通に1皿2貫のビントロ取ってもいいような気分が残る。

一番美味い合鴨ロースの煮込み

 スシローは新メニューの中にフランス創作料理みたいな寿司が1~2種ほど追加される。このてんこ盛りに隠れた合鴨ロースの煮込み寿司はかなり美味い。そもそもよく考えたらてんこ盛り寿司って別に単品で注文する時と特に味が変わらないのでマジで見た目要素だけなんですよ。鴨ロースをほどよく煮込んだネタ、煮込みというよりかは煮豚のような感じで味が染みており柔らかい。ちょっとだけ乗せられたイクラも良いアクセントになっているという、スシローでしか食べられない味。

 何やら次回は「かき氷うどん」なるメニューも登場するような。まだまだスシローから目が離せない。

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」