スシローの攻勢!タピオカにかき氷うどん、紹興酒エビの布陣

 スシローがとにかく強いのは最近ヒシヒシと感じていたのだが、ついに本気を出してきたという感じだ。創業祭が終わって通常営業に戻るのかと思っていたが、そんな事は無かった。2019年7月19日に投入してきた新メニューは過去最多レベルの豊富さで、話題性だけ考えてもどれもがメインになる内容である。とりあえず実際に食べてみてから書くというスタイルの私には量が多すぎて全部は食べられないぐらいだ。こういう時は食べたい皿を取るという回転寿司の基本に戻ってみよう

かき氷うどん

 まずは7月頭からずっと気になっていた「かき氷うどん」から食べていこう。いわゆる夏の冷やし麺シリーズなのだが、冷たいのさらに向こう側。氷が存在するレベルまで温度を下げてきたのがかき氷うどんだ。夏だし冷たいのは確かに良いのだが、氷までの冷たさは必要なのかと気になりながらやっと食べる事ができた。下手すると氷+うどんはただの冷凍うどんなので際どい所だ。

 到着したうどん椀は微妙に温かかった、かき氷はうどん出汁を凍らせたものでこれがアツアツのうどんの上に載っているといった状態だ。うどんの熱で徐々にかき氷が溶けていく事により実際に食べる時にはほぼほぼ普通の冷たいうどんという見た目に反して真面目な温度での提供となる。甘辛い味付けの刻みあげが冷やしうどんに合う

匠の一皿シリーズ

 名店のうまいをスシローに、といった文句で発売された新シリーズである匠の一皿。第1弾は4種類のメニューが出ている。にぎり寿司が2種類、担担麺、デザートメニューのパフェというラインナップ。かき氷うどんの後に担担麺は麺類がカブってしまうので今回はスルーするとして、まずは握りの「赤海老とうにの紹興酒漬けにぎり」から食べてみることにする。こちらは中国菜エスサワダの澤田シェフが作った一品だ。

 とにかく今まであった色々な海老アレンジ寿司の中でもナンバーワンといった旨さで回転寿司で食べられる味の中でも抜群に美味い。ちょっとアルコールが含まれているらしいので体質や苦手な方は注意してほしい。

よだれ鶏にぎり

 こちらもエスサワダの澤田シェフ。よだれ鶏といえば蒸し鶏に辛いソースで味付けした中華料理なのだが、私も3度ほど食べた事がある。しかしこのよだれ鶏にぎりはそこらへんのよだれ鶏を軽く超えてくる味だった。特別辛いというわけでもなく、イメージしていた味ではなく食べやすい。見た目的によくある鶏肉にぎりかと思っていたのを簡単に裏切ってくるという嬉しい誤算だった。

 どちらの寿司も他の店では味わえないという点で非常に強力な寿司であることは間違いない。こういってしまってはなんだが、本マグロ大トロだとか旬の魚なんてどこの回転寿司で食べたとしてもほとんど味が変わらないのが現実である。各チェーンとの違いを明確にさせてくれる寿司ネタである事は間違いない。匠の一皿はスシローでしか食べられない寿司だからだ。今までの創作寿司は寿司ネタ同士の組み合わせだとか、軽く違う素材を載せてみたものだったりと味のイメージが付きやすく、食べてみてもイメージ通りの味が多かった中でこのイメージできない味は評価が高い。匠の一皿シリーズはまだまだ登場するらしくこれからの動向も見逃せないだろう。

ゴールデンタピオカミルクティー

 日本各地で話題のタピオカがついにスシローにも到達した。タピオカドリンクとしてはかっぱ寿司がイチ早くタピオカメニューを出しているので2番手といった認識なのだが、スシローは後追いという形なので本格的なブツを投入してきたわけだ。タピオカドリンクブームとしてやはり欲しいのは「日本初上陸」という単語だろう。何故かタピオカドリンクは台湾の名店がベストという選択を大衆が取っているので、この日本初上陸は是非とも欲しいわけだ。今回スシローが初上陸させたのは「Sharetea」という台湾のドリンクスタンドである。

 Shareteaを調べてみるとタピオカドリンク専門というわけでも様々な種類と色のドリンクを売っているようでかなりレベルが高かった。おそらくこのタピオカミルクティーの容器も本場のShareteaで使われているものと同じと思われる。カップの底が丸いのはタピオカが食べやすいように、カップの上が丸いのは生クリームトッピングなどをしやすいようにといった感じだ。他の方のブログを見てみるとタピオカドリンク買うとキャベツ1玉無料でくれるとか結構ぶっとんだキャンペーンもやっているので台湾に行った際には是非とも覗いてみたい。

 光るゴールデンタピオカという事で、今流行っている黒糖タピオカとは少し感じが違う。なんとなく私もブームに乗ってタピオカドリンクを飲みまくっているのだが、このゴールデンタピオカはなかなか甘くて美味しかった。黒糖のような後味は無いので食べやすいと思う。まぁなんというか私が注文したのはタピオカを入れすぎなのか全部のタピオカを吸い取るまでに軽く15分は掛かった。もうずっとタピオカを1粒ずつ吸い上げる作業をしていて大変だった。

〆の大人のかっぱ巻き

 大人のかっぱ巻き。何が大人になったのか、大人のかっぱとは一体何なのか。ここでは涙無しに語れないので是非とも店舗に行って食べてみよう!

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小林RH

編集長オカルテック
ネットゲーム、アナログゲーム、ギャンブル、ダイエットなどの記事をメインに オカルトといえばホラーなイメージを覆すため日々執筆中 「オカルトとは誰でも楽しめるエンターテイメント」